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【詩集】15歳だった、あなたへ。

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15歳のころに描いた詩にお返事の詩。今だから思うこと、考えられること。
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記事一覧

【詩】現実

現実から 目を背けてはいけないと 言うけれど 言うけれど。 「現実」 目覚めない 夢がない…

高月うみ
1年前
10

【詩】かなしみ

悲しいことには目をつぶりましょう そんなことでしか自分を守れないのならば 「かなしみ」 …

高月うみ
1年前
8

【詩】不器用

言葉にできるのなら とても簡単なことなんだけど。 「不器用」 あのとき 言葉を吞み込んだの…

高月うみ
1年前
9

【詩】きず

平気で人を 傷つけているわけではないのに 「きず」 ひとは傷つけあうのよ 誰かに傷つけら…

高月うみ
1年前
3

【詩】ごめんね

自分を守り続けないでください 自分を責め続けないでください 「ごめんね」 もう、終わった…

高月うみ
1年前
4

【詩】しずく

見かけだけの強さを 手に入れたかったわけじゃない 「しずく」 いま、かんがえる 本物のつよ…

高月うみ
1年前
4

【詩】結

それだけが全てじゃない それだけが全てじゃない 「結」 眠れないよる 数えきれないほどに 流したなみだの数 よい結果を 求めるたびに たいせつなことを忘れていた わるい結果から 目をそむけていたら たいせつなことも失っていた 眠れないよる 数えきれないほどに 流したなみだの数 結果も なみだの数も きっと何かに結びつく 今はその何かは 分からないけれど 何かに結びつくときが きっと、いつかやってくる だからそれは 楽しみにしていてもいいことよ 【15歳だっ

【詩】恋

苦笑。 だってもう 君を見てはいけないから 「恋」 空は蒼いな。と 授業中につぶやいていた …

高月うみ
1年前
3

【詩】流れ星に3回

流れ星に3回願いを言ったら この願いは叶いますか? 「流れ星に3回」 くらい部屋の窓際で …

高月うみ
1年前
4

【詩】木漏れ日

あなたはずっと笑っていて。 「木漏れ日」 わたしが笑えば 母も笑うことがなくなった いま …

高月うみ
1年前
6

【詩】無力

無意識のうちに 耳をふさいで ぎゅっと目をつぶった 「無力」 怖いこと 恐れていたこと そ…

高月うみ
1年前
5

【詩】やさしさ

本当の優しさってやつは 人を傷つけることを恐れて 本当の事を何も言わない事だけじゃない 「…

高月うみ
1年前
3

【詩】形と言葉

カタチじゃなくて 言葉が欲しい コトバじゃなくて 形が欲しい 「形と言葉」 形あるもの い…

高月うみ
1年前
14

【詩】心の選択肢

枝分かれしてしまった 心 「心の選択肢」 選択肢は 沢山あるほうがいい それなのに ふたつしか選べなくて 迷っているあいだに 時間はあっという間にすぎてゆき 相手のことを考えると 素早く応えなければいけなくて この感情に 答えが存在していて 応えることができるのならば あの日の君だって楽だったよね 一生懸命に 物事を考えれば 物事に取り組めば 結果がでてくると 君はひたむきに信じていていたよね 【15歳だった、あなたへ】