【詩】流れ星に3回
流れ星に3回願いを言ったら
この願いは叶いますか?
「流れ星に3回」
くらい部屋の窓際で
流れ星を待つあいだの
恐ろしいくらいの
じかんの長さ
流れ星に3回
願い事を言っても
言えたとしても
それが他の
単純なことくらいに
叶わないと知っていたね
そう分かっていても
それでも心のどこかで
流れ星に3回
願い事を言いたい自分がいて
くらい部屋の窓際で
流れ星を待つあいだの
恐ろしいほどに
長いじかんを
私はひとりぼっちで
過ごしてきたけれど
不思議とさみしくはなかったね
【15歳だった、あなたへ】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?