【詩】木漏れ日
あなたはずっと笑っていて。
「木漏れ日」
わたしが笑えば
母も笑うことがなくなった
いま
わたしが泣けば
母も涙してしまう
いま
いぜんとは
ちがうことに
気がついているのに
どうしたらいいのか
考えが思いうかばない
もどかしさを抱えてた
まるで、
木漏れ日のしたで
休憩をするときのような
そんな居場所を
わたしたちは欲しがった
あの頃は
じかんが解決してくれるということを
知らなかったのよね
その一瞬、瞬間を
必死に生きてきたのよね
私は知っているよ
【15歳だった、あなたへ】
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