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【詩】無力


無意識のうちに
耳をふさいで
ぎゅっと目をつぶった



「無力」

怖いこと
恐れていたこと

それが
現実になったとき

自分の無力さに
こころが打ちひしがれて

耳をふさいで
つよく目をつぶったけれど

失うことは
想像以上に
寂しさや悲しみがあふれだしてきて

なみだが
枯れ果てるまで泣いても
寂しさはちっとも埋まらなかったね

でもね
いつか、きっと
目を伏せてしまったことも
そのなみだも生きることの原動力になるよ

そう、私が保証するよ


【15歳だった、あなたへ】

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