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“人見詣” 新年の景色  浮世雲の呟き

変わるものである 
高い高い点滴を いっぱいいっぱい
打ったから
別人が 入っているのか?

以前は近づきさえもしなかった場所へ
出向く….

動物的に生きているからか…


年末に 店員に言われた
“これさえ着ていれば 極寒の中
生を繋ぐ事が 出来ます”

極寒の田舎 その日から まるで
防寒の皮膚を 纏ったように
いつも 着ている。

本能からか 出向いた….
“満” の字を 謳う駐車場

大丈夫 空いているからと
進むと 良い場所が空いている。

そんなものである。

振り返ると こんな景色

第七駐車場なのに
まだ 開店したばかりなのに

坊は呟く
“中古車展示場みたいだと”

その中の一台に 我が家の赤い亀も含まれている

目的の店
入場制限 並んでる
並ぶ….
(以前なら 全く無理無理....)

身体は呟く

“やっぱり 無理です ここに並ぶと エネルギーが
枯渇して 動けなくなりますよ”

御意 身体の声には 耳を傾ける

3分並んだ…

凄い事である。 

“別人ですか?” 呟く坊達


オープンテラスで…. ワインを開けて
雲眺め…..


身体は呟く 
食を手にする前に エネルギーが枯渇して 倒れますよ

“帰ろう”

ガードマンのお兄さんと 話す。
昨日は 此処まで混んで無かったんですが 
今日は パニックになりそうで….

初詣ででも 此処まで 混まないだろうに

“人見詣”  

その中に 自分も 居る事を
忘てはいけない

退散 退散

新春のドライブは 人を観た
だけだった

ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
人見詣

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