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日常と非日常の狭間に

午前7時 胎に響く 大太鼓の音と共に
朝拝が 始まる

“貴方はここに座りなさい”と

元気なばあちゃんは 
三年前と何も変わらない
大祝詞が奏上され
清々しい空気感に包まれる
ばあちゃんは呟く
“貴方は守られているのよ”と….


前日から
超絶スパルタ勤務のリハビリに
出かけた 
幼稚園児の通園の練習のように


大雪や疲れた時に泊まる宿を取った
フロントでバッタリと同僚に逢った
“ご無沙汰しております”....
狐に摘まれたように 
キョトンと見つめている

三年振りだからか....
死んだ人になっているのか
わからない
暫く時が固まり 
話出す
“全くわからなかったと....

日常と非日常の狭間に居る

玉手箱を開けない浦島太郎
浮世雲拝

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