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あんときのデジカメ 梅雨の晴れ間の瀬戸のさぬき浜街道 with OLYMPUS SZ-10

(はじめに)先日の梅雨の晴れ間、瀬戸内海沿いのさぬき路を自転車で走ってみました。まるで夏の到来を告げているようにも見えた瀬戸内海の情景を、オリンパスSZ-10でスケッチしてみました。

たくさんある梅雨を表す言葉

 「空梅雨」や「走り梅雨」、あるいは「荒梅雨」など梅雨を表す言葉はたくさんあるそうです。

 こうした言葉の背景には、雨をいやがらずに楽しもうという智慧や、あるいは雨露から命を授かっていることへの感謝等など、避けて通ることのできない気象への創意工夫や祈りにも似た願いがあるのではないかと筆者は考えています。

 その意味では、詩人の高橋順子さんの次の指摘は正鵠をいるものではないでしょうか。


お天気キャスターが「明日は雨です」と憂鬱そうな表情で告げるのは、都会の会社員の「雨だと通勤がイヤだ」という卑近な感覚を代弁しているようで、少し寂しいですね。
(出典)「リレーおぴにおん 雨に歌えば 5 季節で降り方で多彩な名=詩人・高橋順子」、『朝日新聞』2019年07月02日(火)付。


梅雨の晴れ間の寄り道

 さて、先日、夜勤が終わると久しぶりに梅雨の晴れ間でした。梅雨を楽しもうといいつつ、それとは裏腹な行動でごめんなさない(汗 ちょっとした晴れ間を利用して、帰り道を少しだけ「寄り道」してしまいました。

 いつもよりちょっとだけ遠回りして、普段見慣れない風景を見ることで、物事を別の角度から検討することができます。また、普段から見ることの稀な景色というものは、生活をリフレッシュさせてくれるものでもあります。ということで、今回は、このシリーズでもご紹介した「瀬戸の棚田」をもう一度巡ってきた次第です。

 遅い梅雨を跳ね返すかのような蝉のにぎやかな声と瀬戸内海の穏やかな光景は、まるで夏の到来を告げているようにも見えます。

 ともあれ、梅雨の晴れ間のおかげ、つまり梅雨のおかげで、ちょっとした楽しいひとときを手に入れることができたという意味では、梅雨を楽しんだということにしておきましょう(苦笑

田舎で活躍するのは高倍率ズームカメラ

 田舎に戻ってから、比較的よく使うようになったのが高倍率のズームレンズです。たとえばコンパクトデジタルカメラの普及機ですとだいたい3~4倍というのがズームの相場で、望遠端が35ミリフィルムカメラ換算で90mmから130mm程度のものが相場です。東京にいたときは、それで不自由はなかったのですが、田舎にいると「寄れない」場所やケースがおおいのでしょうか? これは後日検証の必要がありますが、高倍率のレンズを重宝しております。

 今回ご紹介するのは、2011年に日本を代表する光学機器メーカーのオリンパスが発売した18倍ズームレンズ搭載の薄型コンパクトSZ-10」というコンパクトデジタルカメラです。コンパクトというには、コンパクトでもなく、かといって、ネオ一眼のようにかさばるわけでもなく、寸法的には、ちょっとワンランク上のハイエンドコンパクトデジカメという寸法です。サイズ的にはグリップもありフォールディングがよく、非常に使いやすいコンパクトデジタルカメラではないでしょうか。

 では、簡単にスペックを紹介します。撮像素子は1/2.3型1400万画素CCDで、レンズは、35mmフィルムカメラ換算で28-504mmの18倍ズームになります。重宝するのは、望遠端のF値の明るさです(4.4)、そしてマクロ撮影時の距離になります。広角端で10cmですが、望遠端で160cmで、これが意外と大活躍します。

 18倍ズームレンズ恐るべし

 そして、マクロ撮影の強さ、恐るべしです。

 今回の拙いスケッチでは、ズームレンズの魅力を引き出すスナップは殆どありませんが(たまたま、そのとき、持ち合わせていたのが、フィルムカメラのオリンパス ペンS(F2.8)と本機だけでしたので、それでも、大げさな謂いかもしれませんが、あらゆる条件で「そつなく仕事してくれる」のがオリンパスのカメラかも知れません。カメラメーカーが次々と業界から撤退してゆくなか、オリンパスの健闘は光るものがありますね。


↑ 光学広角端28mmで1年に2日しか渡ることのできない津嶋神社を撮影(A)。

↑ 同じ位置から(A)を18倍でズーム(508mm)。

↑ 久しぶりにカフェレスト海岸通り(〒764-0036 香川県仲多度郡多度津町見立1069−1)でモーニングサービスをちょうだいしました。いい味です。

 ということで撮影データ。プログラム撮影。ISO100、露出補正なし、ホワイトバランスオート。画像は14Mで保存。撮影は7月7日。撮影場所は香川県三豊市、仲多度郡多度津町。


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氏家 法雄 ujike.norio
氏家法雄/独立研究者(組織神学/宗教学)。最近、地域再生の仕事にデビューしました。