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半側空間無視について
皆さん、こんにちは!
和歌山で作業療法士をしています宇治です!
どうぞよろしくお願いします。
今回のアウトプット内容は【半側空間無視について】です!臨床では、皆さん一度は経験されると思います。それほど、半側空間無視は高次脳機能障害でも生じやすい障害であると、個人的に思っています!
はじめに
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この半側空間無視を初めて報告したのはブレインという方で、ブレインの論文の症例は着衣に失敗したりするということで、左外空間に対する不注意か失認としていたので、半側空間失認と呼ばれていましたが、1970年前後に半側空間無視という名称で報告が多くなり、現在は統一されるようになっています!
半側空間無視は、基本的に、頭部と視線の動きを許した状況下で生じる症状です!半盲は、違う症状になるので同じではないので間違いなく!臨床で区別する方法に関しては、"半側空間無視の評価について"で説明しています!
一般的らしいのですが、半側空間無視は左半球損傷より右半球損傷患者に多いといわれています。多いだけで、左半球損傷でも起こり得流のは事実です!実際臨床では何人者患者様が右半側空間無視の障害を呈してた方を担当しました!発症頻度はさまざまな報告がありますが、右半球損傷患者の4割程度だと言われています。
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どうしてこんなに半側空間無視が出現しやすいのか?簡単に説明していきます!
病巣
無視の責任病巣として,古典的に重要視されてきたのは側頭-頭頂接合部です!しかし、頭頂葉後部、上側頭回などさまざまな部位が提唱されてきましたが、近年頭頂葉と前頭葉を結ぶネットワークの重要性が注目されています!さまざまな報告があり、病巣は多様であることが、少しわかったと思います!他にも視床や内包後脚、基底核などさまざまな病巣部位が知られています!
これらのことから、右大脳半球損傷によって、ほとんどの場所で半側空間無視が生じる可能性があります!なので、脳血管障害者特に右半球損傷の方は、半側空間無視が多く症状が生じる可能性が考えられます!
半側空間無視の分類と症状(主な症状)
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半側空間無視の中にもさまざまな症状があります。またなぜ違いが起こるのかは脳損傷部位の違いが関係しているといわれています。
自己中心座標では、中心前回および中前頭回、島皮質、被殻に損傷によって起こる可能性があるといわれいます。物体中心座標では、上下頭頂皮質と上中側頭回に損傷によって起こる可能性があるとされています。
混合型の方も、臨床では存在します。
実際、半側空間無視だけ症状が出ている方はごく少ないです。上記にもあるようにどこにでも半側空間無視がおこりえる可能性があるので、その場所によって症状も異なります。
今回はここまで、今回は基本的な部分を簡単にアウトプットさせていただきました。次回は評価についてアウトプットさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも皆様のお力添えになれれば幸いです。
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