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猫の短歌まとめ2023-2024

2月22日はにゃんにゃんにゃんのねこの日だそうです
noteを始めて1年とちょっとになりました
これまでに載せたもののまとめです

君たちがなでなでしているその猫は我が家のごみを荒らしたクロだ

あの猫は気難しげな哲学者いつも窓から何かを見てる

猫なでるようにネコヤナギをなでる銀色毛並短毛微小

猫の舌クッキーならばラング・ド・シャされどチョコでもあるという謎

なぜ君は煮干しカリカリ盗み食い猫の日だから海苔も食うかい

(「なにぬねの」の折り句)

岩手には猫ノ図書館あるといふ館長むぎは雄で八歳

長くいた人間界を抜け出して願いを叶え野良猫となる

(「なにぬねの」の折り句)

夜行性じゃなく薄明薄暮性ねこにはいつも驚かされる

子はおらず柱の傷はネコのものマンションの部屋端午の節句

飼い猫に手を噛まれたよおい猫よお前の牙は「犬歯」らしいぞ

野良猫は我との距離がじりじりと狭まるにつれ身を低くせり

あの猫の名前はミルクだったのか掃出し窓にするりと消えた

猫はのびカラス木陰でひと休み私は毎日アイスを食べる

草むらにさっと隠れた白いねこ ちひろの描いた子の目をしてた

黒猫が道を横切りその後に虹を見たんだ今日はどんな日

見るものがあってよかった眠れぬ夜窓の向こうに猫らしき影

痩せた猫空き家の脇の側溝に慣れた様子でするりと消えた

旅先で見かける猫はなぜかしらみんなのんびり幸せそうだ

夜明け前ヘッドライトに照らされてフェンス乗る猫走り去る猫

冬の夜もこたつの猫を見習って寒ければ寝る腹減れば食う

ぽふぽふとノックしてくる肉球よもう少しだけ気づかぬふりを




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