短歌/夏山②
山小屋に読心術者いるのかな岩にペンキの文字「あと5分」
登山の思い出その②です。
楽しい山登りも
時間が経つにつれだんだんくたびれてきて
「まだー?」
「あとどのくらい?」
という気持ちになってきます。
そんな気持ちを見透かしたように
現れたこの石!
よく見ると奥の方に
「×」マークが描いてあるのが見えるかと思います。
ご存じの方も多いでしょうが
登山道にはこういう「×」とか「○」、「→」などのマークがあって
分かりにくい岩場などに
「こっちに行ってはだめ」
「こっちを通るのが○」
のように登山者に知らせてくれています。
日本の登山道の多くは
山小屋の方などが
整備してくださっていることが多く
勝手な推測ですが
そんな作業をしてくださっている方が
「山小屋まであと5分」
の意味で書いてくださった文字ではないかと思います。
地図やGPSを携帯していくのは当然のことですが
ガスっている時や初めての山は
「このルートで本当にいいのかな」
「道、間違ってないかな」
など、不安になることも多いです。
そんな時
出合ったこの文字!
「うおー、心読まれてる!」
と嬉しくなった思い出の1枚です。