シウマイ🍮

ライブアイドルのレポなど。フロアから見た風景を気まぐれに綴ります。好きな食べ物はプリン。

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最近の記事

「Brand New World」

「綺麗なマルコムだよね。」 Malcolm Mask McLarenの元メンバーにして現在はアンスリュームで活躍する伊藤詩乃さんは、5人体制を一言でこう評していました。つい先日のことです。 彼女が在籍していた頃にはなかったメンバーカラー、フロアに灯るたくさんのペンライト、そして(同じく元メンバーだった渥美かなさんのような)ワントップを置かずに5人の同期や連携を特徴とするパフォーマンスを映像で観て(※)、そう感じたのかもしれません。 ※ 彼女はマルコムのライブを肉眼で目撃した

    • 肉そば藍(新宿地下ラーメン)

      新宿地下ラーメンの「肉そば藍」を訪問した。シンプルな肉そば(1,000円)でも十分かな?と考えたものの、このお店にしては若干お手頃な価格だったこともあり、直前に味玉肉そば(1,200円)に変更。結果的にこれが奏功した。 肉そばは黄金色が麗しい上品なビジュアルの一杯だった。キラキラ輝く脂が浮いたスープに看板のチャーシュー5~6枚とボリュームのある中太麺が格納されていて、ラーメンだけで満腹になった。 強みと思われる薄手のチャーシューは、トントロを想起させる風味でさっぱり味の肉

      • 夏のツーマン10本勝負!!

        2024年9月17日はMalcolm Mask McLarenの夏のツーマン10本勝負!! -第十戦-でMilkywayへ行ってきました。7月12日の第一戦から9月19日の第十戦まで、夏のど真ん中を駆け抜けたツーマン企画の最終戦でした。 この10本勝負!!は、(第二戦、第六戦を除き)概ね平日夜の19時半開演で場所は渋谷。各組40分尺のライブというお仕事帰りのビジネスマンが参加しやすい企画でした。出演組数が少なくライブの時間が長いと、それぞれのグループのライブを集中してじっく

        • 伊藤演

          アイドルの生誕祭というのは、主にそのアイドル個人もしくはそのアイドルが所属しているグループを推しているファンが集うイベントです。 あまりライブに参加したことがないアイドルの生誕祭に行くのは、観客の立場で考えると敷居が高くて気が引ける。。。だからこそ、かつて彼女が所属していた前体制のMalcolm Mask McLarenでは、毎月開催している定期公演と同じ扱い(副題のみ生誕祭と銘打たれていた)にして、ステージ上での特別な演出もほぼ作らなかったのでしょう。初心者でも参加しやす

          伊藤詩乃ピアノリサイタル vol.5

          来年(=2024年)はピアノリスニング力を鍛える年にしよう。 そう考えて昨年12月23日に清塚信也のリサイタルを聴きに行って以来、久しぶりのピアノリサイタルに行ってきた。定点観測している伊藤詩乃の「ピアノリサイタル vol.5」だ。 「もう、アイドル最後なんです……」 当時所属していたMalcolm Mask McLarenのファンクラブ限定配信で泣きながらラストライブ(2023年4月26日)への来場を呼びかけていた詩乃ちゃん。ピアノリスニング力を鍛えようと決意するきっ

          伊藤詩乃ピアノリサイタル vol.5

          自家製麺 竜葵(新宿地下ラーメン)

          今週の新宿地下ラーメンは「自家製麺 竜葵(ほおずき)」。看板メニューでインパクト大の「日本三大地鶏極上塩らぁ麺+ひつまぶし丼セット」(1,950円)を注文した。ラーメンと鰻という一見無関係の2要素は「名古屋」というキーワードで強固に結ばれていた。 まずはラーメン。太さは普通で少しウェーブがかかった麺をすする。名古屋コーチンで出汁をとっただけあって足場がしっかりしたスープという印象だが、濃くはないサラリとした味でもあった。スープの中に水玉のように垂らされた黄金色の油が見目麗し

          自家製麺 竜葵(新宿地下ラーメン)

          【書評】『続々聞き出す力』

          『続々聞き出す力』はプロインタビュアーの吉田豪がインタビューの「極意」についてまとめた本。シリーズ3作目だ。各項のタイトルがそのまま極意になっていて、その極意に芸能人をインタビューした際のエピソードがぶら下がっている。学びを得ると同時に飽きずにスイスイと読むことができるので面白い。 特に印象に残った項は3つだ。 まずは冒頭の其の一。極意が「危なっかしい相手とは付かず離れずの距離感を保ちつつ寛大な心を持って接するべし!」なのに、ぶら下がっている挿話が後藤まりこにガッツリと関わ

          【書評】『続々聞き出す力』

          「plant」

          2023年5月20日はクロスノエシスの4th anniversary one man live「plant」で恵比寿LIQUIDROOMに行ってきました。 同日をもって無期限で活動を休止するクロノスにとって最後となるライブ(※)でしたが、その事実に反するかのように、無限の可能性を感じる公演でした。 ※ 以降、ライブ活動は行わないとのこと ライブは「stable」からスタートし「翼より」へと展開していきました。静かで緊張感あふれる立ち上がりでした。 初っ端の「stable」の

          「THE LAST」

          昨夜(2023年4月26日)はMalcolm Mask McLarenの現体制最終公演「THE LAST」で新宿Blazeでした。まるで夢を見ているかのようで、一夜明けても現体制が終わった実感がありません。 「規制解除」のサブタイトルの通り、フロアルールは特にありませんでした。ステージとフロアの隙間にはダイバーキャッチがいて、SEから高いリフトとサーフが現れ、フロア前方は圧縮の繰り返し。瞬時にコロナ禍前のフロアを思い出しました。こうなると歌を聴くという感じではなくなりますが

          uijin 混沌をもたらす者

          2022年11月16日はuijinの「2022(#BFF)」でO-EASTに行ってきた。 私が初めてuijinを観たのは、2019年7月5日に同じEASTで開催されたワンマンライブ「aim for the highest」だった。滅多にそんなことをしないのだが、当日券で入った。もしもあの時、EASTが完売していたらuijinと出会うこともなく、現在とは少し違う世界線でアイドルを観ていたのかもしれない。そうした感傷も念頭に置いて、16日はあの時のEASTと同じPA卓前付近でス

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          タイトル未定の2つの強み

          後で知ったのだが、「いつか」という楽曲らしい。 芯が通って張りのある声の周りを暖かな‘ゆらぎ’が包み、北の大地の澄んだ空気を優しく切り裂いていた。 彼女の歌い出しの情景はその後2日間、私の脳裏を捉えて離さなかった。それは今回の北海道遠征で観た全グループの全てのパフォーマンスの中で最も心に残ったシーンだった。 2022年10月22日(小樽でHOKKAIDO IDOL EXPO プレ!)と23日(タイトル未定 presents「HOKKAIDO IDOL EXPO Vol.3」

          タイトル未定の2つの強み

          【書評】『証言モーヲタ』

          吉田豪著の『証言モーヲタ ~彼らが熱く狂っていた時代~』は、モーニング娘。の全盛期にモーヲタだった15人に、あの頃の娘。との関わり方を取材してまとめた本だ。 娘。の全盛期とは、後藤真希さんが加入した1999年8月から、ハローマゲドン(ハロー!プロジェクトの大規模改変計画)の発表を経て彼女が脱退する2002年9月末ぐらいまでを指す…と理解して差し支えないだろう。 面白かったのは現在のアイドルヲタクとの共通点と相違点だ。 共通点は人がアイドルにハマる背景だ。本書に登場するモ

          【書評】『証言モーヲタ』

          LEADINGエクストロメ‼︎

          SEが鳴り響く中をメンバーが登場し、小町まいさんがセンターの位置につく。1曲目は「It's Show Time」だった。この曲がはじまってわずか数秒、流麗な彼女の所作を見た瞬間、驚きとともに脳裏に浮かんだ言葉(そのまま文字化)は「まだ上手くなるのか!」だった。 8月22日はLEADINGエクストロメ‼︎で仙台PITに行ってきた。この日は9組のライブを鑑賞したが、その中でもサンダルテレフォンは極上のパフォーマンスを見せてくれた。そう感じたのは音が良かったからでもある。 前半は

          LEADINGエクストロメ‼︎

          “TINY TURN”東京公演

          2021年7月1日はサンダルテレフォンの“TINY TURN”東京公演でO-WESTに行ってきた。丁寧に作り込まれたステージだった。 この日の場内SEはDJによるプレイだった。ワンマンとはいえ、O-WESTの規模でDJが場内SEを鳴らしているのを初めて見た。選曲はダルフォンが意識する90年代~00年代のヒット曲で、Wink、SPEEDの楽曲に混じって、「シンクロナイズド・ラヴ」(武富士のCM曲)が流れていたのが面白かった。 ダルフォンの楽曲群を勝手にワンワードで表現するな

          “TINY TURN”東京公演