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マキャベリ君主論17th

愛されるより恐れられよ、
極論だが、
優しすぎると舐められますよ、っていう、
かのマキャベリ執筆の君主論第17章から
意訳、というか割と
有名な文句じゃなかろうかコレ

最初の例えが、
英断下して、まず一個始末する
つまり、一握りの見せしめを以って、
全体を掌握するのか否か、
どちらがオトクなのか合理的かを説いている
無秩序を解決せずに
多くの住民や全体を犠牲にする、
最悪の結果をみすみす招くのか

冷酷さの代償に一石何鳥か分に匹敵する
多くのメリットを享受することと対照的に、
慈悲深さの罪やマイナス点を語っている

恐れられるのは良いこと、
(適度でありさえすれば、)但し、
憎まれてはならない
そして、
恐れられつつ憎まれないとは、
十分に両立するという見解
一体どういうことなのか
ここの例えがまた凄い怖い

奪うことで、却って、
被支配者に畏敬の念を抱かせる作戦
その奪うものに、
財産を選ぶのは適当でなく、
身内に手をかけることこそは
断行すべきという恐ろしい教え

肯いてしまいそうなものの、
やっぱり君主論はイカれてるなあ
そう思う他なし

いくら口実や理由があったとて、
財産をネコババされて
忘れられようなどということは決して無いから
忘れるワケ無えのが人間?
私見だけど、盗られた被害者サイドは、
失くなった金を無かったことには出来ないし、
裏の真の理由だったり
隠し立てされているだとか
騙されて欺かれただっちゅう、
空想妄想が雑念が止まらなくなってってことなんだろうか
昔から政治とカネ、人間とカネむむむ?!

またまた私見で、
生活苦とか理由をそれらしく
理由に据えていけてしまう人間は、
金をどっかから盗って来るし、
泥棒の堂々巡りが終わらんからっていう、
治安不良、マナーレス、
無秩序世界ならではな気も背景にある、
君主が抱えつつ対策すべき問題なのかという気もする

例えば誰か家族を殺めたり、血を流す行為を、
財産没収と比較した時、
これは、都合良く理由を整えて正当化せよと云う
流石に、人殺しというか戦争旺盛な時にですら、
誰かの血を流すとか、
手にかけるということの意味は
小さくないもので、それ相当の最もな
納得されるべきワケあっての行為という
認識があったのだろうと凄く推察できる
そして、本質的だと思える点は、
殺しの理由など数少なに決まっていて、
口実など全てとっとと尽きるから、
反発も計算できるものだと、財産没収に絡めて述べている

君主になったこともなければ、知り合いにも
残念ながら居らずで読みが浅いか
食べやすい様に持っていけず
とにかく君主論でこの17章は
無茶苦茶で強気で、
タイムマシンで当の本人に著作者から、
その心を拝聴したいもの

マキャベリさんに解説でも貰って
賢明に企んで、口実使い及び冷酷マスターになれれば、
そして憎しみを抱かれぬ器を手に入れたならば、
君主としての資質や政策に優れるのは確実でしょ
むむむ難しい、首長になれれば使えるスキル
それが君主論にあると言えなくもない
こういうまとめになりました

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