「とにかく現状から脱したい!」という気持ちで転職したら失敗しました【typeで見つけた!タイプな仕事vol.12】
シビアに見る目さん/27歳/男性/4回目
Profile
大学卒業後、総合エンタメ事業を手がける企業に事務職として就職。コロナ禍の不況で不安になり、潤沢に仕事がある派遣会社に転職し営業やアプリのテスターなどに従事する。その後、警備員や人材系企業での営業職を経て、現在はクリエイターを育てる企業にて動画制作見習い兼コールセンタースタッフとして働く。
1年周期で、いろんな会社を転々としていました。
ー前職は人材系企業で新卒向け求人広告の営業をされていたそうですが、それまでの経緯を教えてください。
大学卒業後はパチンコやカラオケ店などエンタメ事業を手がける企業で事務として働き始めました。ただ、入社してからちょうど1年が経つころコロナ禍に突入して、会社の経営が厳しくなってしまったんです。この会社でずっと働くのは難しいと感じるようになり、転職を決めました。いろいろ仕事を探していくうちに、派遣の求人って割と多いことに気づいて。仮に1つの仕事が続かなくても案件は他にもたくさんあるだろうし、ひとまず働ければいいやという気持ちで派遣会社に登録をしました。
ー派遣会社ではどのような案件を担当されていたのですか?
営業職や金融機関向けのアプリのテスターなど、いろいろやっていました。ただどの仕事も長期案件にはならず…、結局1年ほどで派遣会社も辞め、警備員のアルバイトを始めました。1年くらいの周期でいろいろな会社を転々としていましたね。
ノルマがキツくて、早めに見切りをつけた営業職。
ー前職の営業職で転職を決意したきっかけは何だったのですか?
元々はコールセンターのスタッフとして入社したのですが、社内のツテで中小企業向けに人材サービスを提案する営業をすることになったんです。元々人と話すのは好きでしたし、派遣の時に営業職の経験もあったのでそれほど不安はなかったのですが…。
営業職って当然ですがノルマがあるじゃないですか。ノルマのプレッシャーが辛くて、営業職は向いていないと感じるようになり、3ヶ月ほどで見切りをつけて新しい仕事に挑戦することにしました。
どうせなら、興味のあることを仕事にしたい!
ー転職活動はどのように進めたのですか?
まずはどのような仕事に挑戦するかを考えました。今まで仕事が続かなかったのは、仕事自体に興味が無かったのも一つの原因だと思ったので、興味のある分野かつ、技術さえあれば長く続けられる仕事を目指すことに。結果、動画制作職もしくはエンジニア職の2つに絞り、転職活動を開始しました。
転職と言えば転職サイトということで、有名な転職サイトには一通り登録しました。typeに登録したのもこの時です。
詳細は後から確認すればOK、とにかく条件が合えば応募。
ー理想とする転職先の条件は何でしたか?
①仕事内容(動画制作orエンジニア)
②未経験OK
③勤務地(新宿・池袋あたり)
職種は動画制作かエンジニアに絞ったものの、どちらも経験はなかったので「未経験OK」は必須条件でした。そのほかにこだわったのは通いやすい場所であることくらいですね。求人情報をざっくりと見て、条件が合えばすぐに応募という形で進めました。あと、typeのスカウトメールはすごく便利でした。レジュメを登録するだけでいろいろな企業からスカウトがもらえたので、文面を見て良さそうならそのまま応募し計50社くらい一気に応募したと思います。
ー今の会社に決めた理由は何ですか?
内定をいただいたのは今の会社も含めて2社でした。もう一方はエンジニア職だったのですが、採用にはなったものの「配属できる案件ができるまで待ってくれ」と言われたので、もう一方の企業に、そのまま入社することに決めました。
転職活動はスムーズだったのですが、入社後に不満がポロポロ。
ー今回の転職の満足度は何点ですか?
40点です。動画制作のスキルが身につくまでは、別の分野の仕事を担当する旨は聞いてはいたのですが、入社前にイメージしていたことと異なることが多くて。例えば、近場の職場を志望していたのに、アサインされたのは片道2時間の遠方地。家から通える範囲の案件が無かったようで、仕方ないと言えば仕方ないのですが、会社都合で配属先を選ばれたことに不満を感じています。
他には、入社後の研修。講師の方からマンツーマンで手取り足取り教えてもらえることを期待していたのですが、思っていたより簡素な内容でガッカリしました。とはいえ現状は見習いの身ですから、研修で習ったことをしっかり定着させて、お客様にアピールできるポートフォリオを作って…。早くクリエイターとしてデビューできるように頑張らなければと思っています。そのため、「この会社、この仕事を選んだのは自分。ここから頑張らないと!」と、自分への戒めの気持ちも込めて40点をつけました。
焦りすぎは禁物。会社の良さや条件面は落ち着いて見極めが重要。
ーご自身の転職活動を振り返ってみてどうですか?
実は転職活動中、単発の仕事をしていたんです。毎回慣れない仕事をするのが辛くて、「この状況を早く脱したい」「新しい仕事が決まれば、好転するはず」と焦る気持ちがありました。今思うと、焦りの気持ちが会社への期待値を上げてしまっていたような気がします。期待値が上がってしまった分、入社後に「こんなはずでは」と感じることが多かったのかもしれません。
ーこれから転職する方にアドバイスはありますか?
未経験の分野にチャレンジするのは正直簡単な道ではないと思います。どのような研修があるのか、仕事を任されるまでにどれくらい時間がかかるのかなど、細かくヒアリングをすることをおすすめします。特に自分が知らない分野にチャレンジするときは入社後のギャップが生じないよう、期待値を上げすぎない、しっかりヒアリングをするという2点を心がけると良いと思います。
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