「歩く」というのは最高の趣味なのだ♪25
歩くスピードを変えると脳が活性化するのだ
姿勢を正してリズミカルに歩くのがウォーキングの基本だが、常に一定のスピードで歩かなくてはならないというわけではない。
むしろ、緩急をつけて歩いた方が脳が活性化する。
歩いているとき、足と脳の間では活発な情報交換が行われている。
脳は活性化し活発に動いているのだが、同じリズムで歩いていると、情報のやりとりが単調になってしまう。
がらがらに空いている高速道路を一定のスピードで車を走らせているような状態と考えればいい。
道はどこまでもマッスに続いている。
緊張しなければと思っても、つい気が緩む。
やることがあまりないからだ。
ハンドル操作もいらない、アクセルも同じ力で踏みっぱなしだ。
車は順調に走っているが、脳は弛緩してしまっている。
ウォーキングで一定のリズムで歩いていると、これと同じようなことが、足と脳との間で起こっているのだ。
こんなときは、少し緩急をつけて歩くとよい。
少しゆっくりしてみたり、逆にサッサッとピッチを上げたりというようなことをしているだけで、脳は刺激を受ける。
こうして脳と足が活発なやりとりをする。
こんなふうに考えると、都会のウォーキングも少しは楽しくなるだろう。
スピードを上げて、人混みをサッサッとすり抜けたり、少し先の横断歩道がもう少しで青になるとわかったら、スピードをぐっと落として止まらないようにしたりするなど、いろいろな遊びが考えられそうだ。
車のギアチェンジするように、足を早めたりゆっくり歩いたりする。
誰にも気づかれない独り遊びだが、単調な路上のウォーキングが楽しくなる。
こうした独り遊びは出勤のとき、一駅手前で降りてウォーキングするというようなときは特に効果があるはずだ。
こうして自由に脳を遊ばせていると、会社に着く頃には脳は全開モードになっているのだ。
・・つづく・・
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【参考書籍】『歩くとなぜいいか』(PHP文庫)大島清著
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