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一切無理しない糖質制限生活⑥ 4月5月編


前回

https://note.com/twistermakiya/n/na869ae8310e5


前回の更新から2か月半が経った。何を書けばいいんだ。

元々、この糖質制限の記録は「日記をつけたいな~」となんとなく思って始めた。ただの日記をなんとなく続けるのは無理だと自覚があったので、何か1つ細くていいから軸が欲しくてそうした。

糖質制限と合わせてびっくりするくらい続かなかった。俺は書けば数万円とか貰える仕事ですら書かないのになに日記を続けようとしてたんだ。

何をしていたのか写真とともに振り返って行きます。日記なので。

4月

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日記は書いていないものの、俺は食欲の湧かないエサみたいなものを摂り続けていた。ちょっといい家のリスとかの方が美味しいものを食べてる気がすると思いながらモサモサと食べていた。

しかしどうしても飽きる。こんなの2口で飽きる。何か出来ないかとネットの海を渡り、いつしか黄金を生み出すべく錬成を繰り返していた。

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突然何かよくわからない写真をお見せして申し訳ないが、これは俺が塩豆腐を錬成しようとした時のものだ。

★塩豆腐のレシピ

・豆腐に塩を塗りたくる
・キッチンペーパーを巻き、網とかの上に乗せて水分が抜けるようにする
・1日待てば完成

まるでカマンベールチーズのような濃厚なうまみが糖質なく愉しめるらしい。日々のエサに飽きた私には大きな情報だった。

網みたいなのが無かったのでレンゲで高さを演出した。冷蔵庫の中でレンゲが大暴れしたらしく下半分がヒタヒタの何かが生まれた。

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なにこれ?まずそー。

食べてみた。豆腐とチーズの悪い部分を融合させたような品だった。食べている最中でも自分が何を食べているのかわからなくなる。

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翌日、気を取り直した我は糖質のないチーズケーキを錬成することにした。

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ラカントだとかベーキングパウダーだとか、よくわからんものをレシピ通りに入れていった。

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レシピ通りに焼いて、いい感じの匂いが部屋を包んだ。

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なにこれ????は????

中がぐっちゅぐちゅのよくわからんものが生まれた。

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焼いたのに。


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桜が見たいので、昼過ぎの目黒川で軽く花見をした。ちょうど満開の日で、桜がもっさもさしてて良かった。信じられないくらい人がいて、横断歩道に警察がたくさんいた。

花を見るな!帰れ!みたいな看板が乱立している中、看板の横で人々が写真を撮ったりしていた。

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糖質制限は依然継続中であり、カフェラッテと桜味のドーナツを頼んだ。これは違くて、誕生日やらバレンタインなどで貰っていたスタバのLINEギフトがもったいないので使っただけです。フードとセットのギフトだったんです。ドリンクだけのがなかったんです。

食べるたびに思うんだけど「桜味」ってよくわからない。全然ピンとこない。桜を日常的に食べてる人からしたら「桜の味がするー」ってなるんだろうか。そんな狂人にしか伝わらない味が何で市民権を得ているんだろう。

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この真ん中の俳句を先生が溺れていたらと解釈して爆笑した。どこで風流を感じてるんだ。詠むなそんな時に。

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この日はどうしても読みたい漫画があり、終電を自ら逃して漫画喫茶で朝までこの漫画を読んでから帰った。めっちゃ面白いのでおすすめです。絶対そのうちドラマ化すると思う。


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この糖質制限日記を読んでくださってる方から欲しいものリストの裏技のようなものでこんにゃく米と糖質のないグリーンカレーをいただいた。一度も成功してないのにこんなのくれるの聖人すぎんか。

「こんにゃく米???」って思ってたけどかなり普通に米として食べれてすごくよかった。グリーンカレーが想像の5倍くらい辛くて目が少し飛び出てきた。タイに行った時も思ったけどこういうカレーの見た目と辛さが合ってないの脳がバグる。もっと血液みたいな感じなら危ないって思えるのに

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糖質を我慢して家路につくと、ポストにこんなものが入っていた。すげえ旨そうでMAX鈴木のことが嫌いになった。

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牡蠣は糖質がほぼないので無限に食べた。俺は一回北海道の高級居酒屋の旬の牡蠣で当たったことがあり、その経験からもうどこで食べても一緒だろって思ってる。当たるときはどうしても当たる。たしか当たったのはクリスマスの日で、トイレに漫画を持ち込んで過ごした記憶がある。だからクリスマスもあんまり好きじゃない。

当たらなかった。40カキくらい食べたけどいけた。やっぱうまいよな牡蠣って。冬も食べなきゃな。しかも糖質ほぼ無いんだぜ。

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ヒルトン東京のいちごビュッフェに行った。これに関しては1年半くらい前に存在を知った時から行きたいと思っていて、今年のテーマがアリスだと知って飛びついた。俺はアリスのティーパーティーとかが大好きだから。

同行してくれた人に「糖質制限中だから」って伝えた後ケーキを全種類持ってくるなどした。「なるほどね」って言われた。なるほどね???

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あとよく家でも外でもステーキを食べていた。赤身肉はうまくて糖質があんまりない。肉とブロッコリーだけでも結構お腹いっぱいになる。でも糖質制限生活って言ってるのに言いたくないんだけどステーキにライスはどうしても欲しい派なのでたまにこんにゃく米を使用するなどしていた。

どんどん焼くのがうまくなっていき、完ぺきなミディアムレアに仕上げられるようになっていった。アルミホイルに包んで余熱で通したりとかやってた。

4月を終えて

そんな感じで、一応がんばる意思は見せつつも残HPが残った日など無かった。必ず一日50g以上の糖質を摂取していた。その結果

3㎏痩せた。

すごくうれしかった。糖質制限というよりエサのカロリーが低いことや間食を控えてたことが理由で痩せたような気もするけど、とにかく痩せていた。

これにより、「ダイエット、ちょろいわ」と思ってしまい5月に突入する。


5月

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俺は糖質制限をやめた。やーめた。

好き放題うまいものを食い続けた。

うまい。何も我慢しなくていい。一日300gくらい糖質を摂る。うまい。糖質の中毒性はシャブより高いというデータを見たことがある。タバコも辞めれない俺がなぜ糖質を制限できると思ったのか。

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「サウナにハマったことを公言するのは恥ずかしいこと」という自覚がずっとあるのでちょっとあれなんだけど、5月は気分転換のためよくサウナに行っていた。

サウナは自分と向き合う時間だと誰かしらが言っていた。確かにテレビが無いサウナとかはすることないし頭もぼーっとするから適してるのかもしれない。

気づかぬうちに、ぼんやりと自分について考えていた。

最近ハッキリと自覚したことなのだけど、自分は「人を立てる」というのが苦手なのだと思う。苦手というか、一切出来ない。

中学生の頃からそうなんだけど、「先輩」と呼ばれる関係性の人との付き合いが出来ない。なんか、思ってもないおべっかとかが全く使えない。別に嫌われたいわけではないのでナメてかかるのも違う。その結果、必要以上に畏まって接するという絶対親しくならない後輩の俺が生まれる。

もちろん本当に尊敬してる先輩にはおべっかに似た本音は言える。「尊敬してます」って心から言える。ただ尊敬のあまり、より必要以上に畏まって接するので仲良くなることは一切無い。もう諦めてる。

「上司」という関係性で接してくれる人とならそこそこうまくいくことも知っている。畏まって仕事で有用性を出せればいいだけだからこちらの方が楽だ。

「上司」だけど「先輩」スタンスで接してくる人とは1番うまくいかない。前職で「この店では俺のことを課長ではなく社長と呼べ」と言ってきたクソ上司にガールズバーに連れられた際、俺は「社長と呼ぶ」ルールは完璧に遂行するがそれ以外何のアシストも出来ない。
女の子が「上司さんってほんと完璧ですよね〜」って言ったとき、「そうなんですよ!」とか合いの手入れりゃいいのに聞こえなかったふりしてドリンクを口に運ぶことしかしてない。だって完璧じゃないもん。そいつはゴミ人間だぞって思いながらタバコを吸う。

現在俺が仲いい先輩は、俺がどこかしらでナメてる先輩が多い。わりと失礼な発言も全然出来る。今の職場の先輩なんて「またマキヤくんが僕をバカにしてくる〜!」とか言ってくれるんだぞ。神かよ。

もちろん「先輩」という人種は別に悪い人ではないので、なんなら僕と仲良くしてくれようと質問をしてくれたり話題を振ってくれたりすることもある。そのたびに普通のこと言えないしなみたいな思考も働き、必要以上に畏まったままよくわからん返答をするので一向に溝は埋まらない。俺のせいである。

先輩然とした人は昔からずっと苦手だ。何故産まれたスピードだけで偉そうに出来るのかわからない。俺が尊敬してれば全然いいんだけど、尊敬ってそんな急に生まれたりしないからいきなり上から接されるとすごく困る。そういう接し方をしてくる人は自分のカテゴリ分けだと自分より下に位置するので脳がバグる。

逆に「後輩」や「部下」あともちろん「同僚」「同期」とはわりと上手く接することが出来る。未だに仲いい人もたくさんいる。

すごくこちらを立ててくれたりめちゃくちゃ話を聞こうとしてくる、いわゆる後輩感が強い人間と話すと、すごいなと思う。話してて気分がいいし、絶対先輩から好かれるだろうなと感じる。俺に出来ないことだからそう思うのかもしれない。
俺はどうでもいい先輩のよくわからん話を興味持って聞けないし、立てるべき場面で愛想笑いが限界だから。だから自分を1番に置けるフリーランスを選んだはずだったんだけど。

そんなことを考えていたらサウナで隣に座っていた客のおじさんが急に立ち上がり、サウナストーンに水をじゃばじゃばかけて蒸気を立ち込めさせ、こちらに一礼してタオルを回転させて熱風を飛ばしてきた。超熱かったし怖かった。何そのマナー?そんなのあるの?もしかして次俺が同じことするの?


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好き放題食べれるのは最初は楽しかったが、だんだんと食事に罪悪感も芽生えてくるようになってきた。ドーナツ4つの人に言われたくないと思うけど危機感を抱くべきなのだ。

3月4月、毎日糖質やカロリーを計算していたから今食べているものがどれくらいの爆弾かわかってしまう。食べなくてもだいたいわかる。それが箸を一瞬止めさせる。「大盛無料」の文字を見えなくしてしまう。

月初は好き放題食べていたものの、だんだんと(それ以前と比較し)控えめな食事になってきていた。

5月を終えて

体重は1㎏だけ増えていた。

あれだけ好き放題したのに、だ。

一度も目標の糖質を達成していない俺が言うのもなんだが、4月は普通にまあまあキツかった。つらかった。

5月の出来で+1㎏なら4月は‐20㎏くらいされないと割に合わない。納得できない。そこでなんとなく見えてきた。

「月に‐1㎏を目標にすればいい」

これだ。これで理論上どんどん痩せていく。1年で12㎏も痩せる。何年かやればこの世から消失することも出来る。

というわけでもう普通に糖質制限はしませんが、少し控えめな食事にしたり間食を減らしたり炭酸水を飲んだりしていこうと思います。もう好きにしろよと思われていることもわかるのですがそうしていきます。日記はなんかしらやりたいのでなんかまた書きます。読んでくれてありがとう!


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マキヤ
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