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「和える合宿?」に参加してみた

包むデザイン事務所でアシスタントをしている現在学生のサエコです。

先日、デザイナーのツツムさんからお誘い頂いた「和える合宿」に参加しました。

まず、「和える合宿」というのは、日本の伝統や文化に興味を持ち、大切にしたいという方々が集まって、言葉を交わしながら、想像力や考え、職人さんの想いをふれあう時間でした。

そんな「日本の文化や伝統を大切にし、広めたい」「職人さんの手仕事に興味がある」というような想いを持った方々とお話しし、素敵な空間で心が温かくなった1日を少しお話ししたいと思います。


日本文化に対する興味が深まった初対面

最初は、中庭のある素敵な和食店で昼食を共にしながら、お話しさせて頂きました。能を学び舞台に立っている方や書道に精通している方、教員の方など様々な職種、年齢の方々が集い、お話しする空間はとても新鮮でした。

特に書道教室を開いているという女性は、形式張った書道だけでなく、初心者が取り組みやすい崩れた自由な文字を書くなど、興味引かれるお話でした。

私自身、学生時代デザイン書道をしていたので、その方の価値観や在り方に共感しました。 書道も流派や会派が多く存在し、それ以前にジャンルで多少分かれたりもします。歌にも、クラシックやロック、R&B、ポップス、演歌と歌うという行為の中に様々なジャンルが存在します。そのように同じ書くという行為の中に様々なジャンルがあるのです。そのような多くのジャンルや流派、書体を知ることは面白いですが、自分の好みが見当たらなくなってしましました。そこで、絵や写真が好きということもあり、古き良き書を現代的に日常の生活の中に飾る為のデザイン書道やインテリア書道という主からは離れたとも言える書道をしていました。 そのため、「書道をしていた!」と公言できるほどではないと感じていたのですが、その女性の取り組みや生徒さん達との関係性を聴いて、なんとなく心が晴れる気がしました。

他にも、興味を持つ持たない以前に知らない物事も教えて頂き、貴重な時間でした。皆さん初対面で学生の私に、温かく、目を見て話を聴いて下さって、心が温かくなると同時に当たり前のことがちゃんとできる大人に私もなりたいと改めて思いました。

廻り花

昼食後は、「aeru gojo」にて、aeruスタッフの方々と廻り花をしました。aeru gojoには全国からの商品が置いてあり、漆器や本藍染のタオル、琉球ガラスのコップなど1つ1つ温かみと個性が共存し、長く使いたいと思えるようなもので溢れていました。

廻り花は初めてでしたが、花が好きなので、とても楽しみでした。廻り花については、お花を扱うが茶道の1つで、同じ花入に何人かが生け合い、生け方の違い、選ぶ花の違いなどを楽しみながらするものだそうです。 交代しながら生け合うため、二度と同じかたちがつくられることはなく、変化していくため切ないなと思いました。しかしその分各々の個性が表われ、面白いと感じました。 また使用する花や葉はしおれていたり、茶色くなっている部分があったりと、そのままを大切にする廻り花は、わびさびと関係深い茶道の1つということが腑に落ちました。

廻り花の終了後に、各々生けたときの意図を話し、聴くことができたため、とても楽しかったです。

まとめ

和える合宿は、私にとって心が温まる時間でした。時間を共有する中で、皆さんが日本の文化や伝統に興味を持つ姿は素敵だなと思いました。

また年上の方達が何かせわしなく仕事する中で、心の余白をつくるように書道や茶道、日本の文化・伝統に親しむ姿が格好いいと感じたので、私も心の余白をつくるために何か親しめるものを社会人になる間に見つけたいなと思う今日この頃です。

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