【読書メモ】『COURRIER JAPON(2013/6/6 vol.103)』
少し前に「役に立たない(金にならない?)研究なんて」とか放言されていたコメンテイターさんがおられたようですが、それでふと思い出しのが『COURRIER JAPON(2013/6/6 vol.103)』、もう10年以上前の雑誌です。
確か「教養」とのフレーズに惹かれて購入した覚えが、まだ比較的まともだった頃の佐藤優さんが講師的な立ち位置だったかな。
教養とは教えられるものではなく、自らで育てていくもなんだなぁ、、とあらためて実感したのを覚えています。そして、育てるには基礎知識が必要だなぁ、、とも、常に知識をリライトして価値観の再構築をしていかないとですね。
なお、教養のレッスン素材として「宗教」や「ワイン」、「文化的素養」などを挙げられていますが、個人的には「"自国の歴史"を語れなければグローバルな教養人ではない」との点に強く共感した覚えがあります。そしてその題材として『逝きし世の面影』や『ハーバード白熱日本史教室』などもあげられていて、やはりこの頃は真っ当だったなぁ、なんてあらためて。
そして、イギリスはさすが教養を前提としたエリート教育がしっかりしていて「イートン」の在り様は凄いなぁと。戦前の日本でも同様のエリート教育を行っていたとのことですが、、欧米、特にイギリスのエリートと渡り合うためには「文化的素養」が必要で、それには戦前の教養の高さを再び取り戻していかないと、なのでしょうか。
なんて、『「武士道」解題-ノーブレス・オブリージュとは』をアウトプット前提で久々に読み返してみようかなぁ、とか考えながら、パラパラと。
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