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#コンテンツ会議
空想特撮映画『シン・ウルトラマン』と、賛否の狭間に揺れる地球人。
まずはオタク長文恒例の、「長い前置き」なんですけれども。
私自身、ウルトラマンを熱心に追っていたわけでも無く、彼らと接していたのは幼少期に観た総集編ビデオが専らで、物心ついた頃の現行ヒーローは『ティガ』だったためTDG三部作には思い入れはあれど、大人になって見返したこともなく。ニュージェネは全通しているも、肝心の初代は今月になって初めて全話を履修した程度で、ファンを自称するのは憚られる。
『仮面ライダーオーズ』再履修を終えて。~満足と望みと掴む腕~
『仮面ライダーオーズ』全48話を観終わった。茫然としていて、今何も考えられないでいる。たぶん、放送当時よりも泣いた気がする。「あっ、私オーズ好きだな」と何度も思ったし、自分の中のランキングがかなり大変動を起こして、今ではオールタイムベストの『W』に迫る勢いになっている。完結編公開を機とした10年越しの再履修、社会人になって観た『オーズ』は、これまでとは別の質感を持って心に刻まれてしまった。
10年越しの再履修『仮面ライダーオーズ』がめちゃくちゃ面白い(~24話)。
『運命のコアメダル』も劇場公開が始まり、賛否両論でTLは大忙し。観た人それぞれの『オーズ』解釈に左右される衝撃の結末は、飲み込むまで時間がかかるようです。
そんな中、TVシリーズ再履修も折り返し地点に到着しました。本当、面白いですねぇオーズ。
トピックとしては色々挙げられるけれど、順に追っていくとするのなら、まずはドクター真木の暗躍。スキンヘッドの不気味な人形を常に左腕に乗せ、あまり生気
10年越しの再履修『仮面ライダーオーズ』がめちゃくちゃ面白い(~12話)。
一足先に完結編を観て、さらにこのタイミングでのプライムビデオ見放題入りということで、『オーズ』熱が再燃し、寝る前の楽しみにチマチマ観ています。放送当時は高校生だったこともあり、エンタメの咀嚼力が変化した今の自分の価値観や物の見方で再見するオーズ、これがもう止め時を見失いそうになるくらいに面白い。
TVシリーズ終了後も冬映画での完結や春映画への客演、『平ジェネFINAL』や『ジオウ』への出演等
“神”降臨で語る創作賛歌『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』
新型コロナウイルスによって変えられてしまったものは数えきれないほどあるが、その一つが「仮面ライダー映画のスケジュール」である。
通例であれば春映画として公開されていたであろうクロスオーバー枠が、こうして夏真っ盛りに上映されている。本来であれば『仮面ライダーセイバー』の長編と『機界戦隊ゼンカイジャー』の短編の二本立てが公開されていたはずで、とくにライダーサイドはTVシリーズのクライマックスを間
『ゴジラ FINAL WARS』との付き合い方を、改めたい。
2020年12月1日、Netflixにて『ゴジラ』全28タイトルの配信が始まった。Amazonプライムビデオでも配信されてはいたものの、こちらはアニゴジまでも網羅しており、12月18日からはゴジラを本当に神と崇める男が作った宗教映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も独占配信されるとか。DISCの切り替えの手間もなく気軽に全ゴジラ作品を鑑賞できる土壌が揃った。うれしい。
ハイローにゴジラ
『KAMEN RIDER memory of heroez』でMOVIE大戦を遊び、迸るライダー愛に溺れよ。
「正義の系譜に刻まれる」という、期待させたいんだか不安にさせたいんだか判断に迷うキャッチコピーと共に突如発表された新作ゲーム『仮面ライダー メモリーオブヒーローズ』が、ついに発売された。オールライダーではなく参戦作品を絞った作風、ゲームオリジナルキャストの起用、過去のライダーゲーから流用されたモーションなどなど、PVから見え隠れする情報にファンの間でもその評判は割れ、混沌を極めていた(♪Be T
もっとみる『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』この拗らせ方がすごい2020なトレギアさん。
「思えば遠くへ来たもんだ」と本作の初報を見て思ったのも無理はない。いくら何でも目に余るチープさが全編に漂う『ウルトラマンギンガ』から7年。作品数を重ねるごとに映像の豊かさ斬新さでファンの心をつかみ続け、「ウルトラマン」のブランドを次世代に繋いだニュージェネレーションヒーローズたち。そんな彼らが一堂に会する劇場版が、コロナウイルス感染拡大に伴う延期を経て、ついに劇場公開された。
ニュージェネウ
『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』を祝いたい。
元号の私物化著しい問題作にして記念作『仮面ライダージオウ』は、仮面ライダーという屋号を共有した数多の物語やキャラクターを一度は統合させ、そして自ら破壊し新しい歴史を紡ぐという壮大なメタ展開で視聴者を翻弄し、平成ライダーは次の時代へバトンタッチを果たした。かに見えたが、平成ライダー恒例行事「放送終了後のVシネマ」がまだ残されていた。小説版もいずれ発刊されるだろう。ジオウはまだまだ現行ライダーである
もっとみる『騎士竜戦隊リュウソウジャーvsルパンレンジャーvsパトレンジャー』におけるルパパトの話しかしないテキスト
ロスが治らない 何の話かと言われれば、『ルパパト』ロスだ。前回の記事では「ルパパトが忘れられないあまりリュウソウジャーが観られない」という拗らせ具合を告白したが、一年経った今でもそれは改善されていない。リュウソウジャーもきっと面白いのだろうが、いかんせんルパパトばかり繰り返し観てしまい、その他の作品まで手が回らない状態が続いている。そんな中、恒例のVS作品が上映され、しかも今回は先輩側。要はルパパ
もっとみる「共存」を目指す意欲作『ウルトラマンタイガ』は子どもたちに未来への宿題を送り続ける。
「タロウの息子」「三人のウルトラマンに変身可能な主人公」「トレギアが続投」「放送開始直前のキャスト変更」など、放送前から情報量が多すぎた2019年放送のウルトラマンシリーズ最新作。1話からニュージェネレーションヒーロー揃い踏み、ミニチュアセットの造りこみも緻密かつ斬新なカットも増え、ウルトラマンブランドのゆるやかな、しかし着実な復権を象徴する出だしから一気に駆け抜けるような2クールが、令和初のウ
もっとみる少なくとも私が望む続編ではなかった『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』
平成の残り香を味わっている。2007年放送の『仮面ライダービルド』のその後を描くVシネマ第2弾にしてシリーズ完結編となる『仮面ライダーグリス』を観て、満員の中央線に揺られる月曜の朝、最新話を東映特撮ファンクラブのアプリで観ながら出勤していたことをぼんやり思い出し、その完結も感慨深く感じてしまった。
この『ビルド』に関しては、TVシリーズの結末がとくにお気に入りだった。強大なる侵略者エボルトを