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【体験レポ】発達検査を受けてみて〜私が感じたそのメリットは?

こんにちは! ツナです。
前回↓からの続きで、今回は ”発達検査の流れ・わが家の場合” について書きたいと思います。

あくまでも一例ですが、発達検査を受けようか迷っている方、どんなプロセスを経るのか知りたい方の参考になればうれしいです。
(以下は2023年2月に書いたLEE100人隊ブログを加筆修正したものです。)

発達検査の流れ、
わが家の場合はこうでした。

発達検査を受けると決めたものの、私の頭の中はハテナだらけでした。

発達検査はどこで受けられるんだろう?
大きな病院だと紹介状がいるのかな?
分からないことばかりだったので、まずは市の相談窓口に電話問い合わせをしました。

わが家の場合、その後の流れはこんな感じです。
 4月 市の相談窓口に電話で問い合わせ
 5月 市の支援窓口で専門医に診ていただく
    →簡易テストで ”特性あり” とほぼ確定
 7月 紹介いただいた病院を受診
 11月 WISC検査
 12月 ASDとの診断を受ける

“WISC(ウィスク)検査” はIQおよび言語理解・知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度の4つの指標を数値化するもの。これによって子どもの発達状況、得意/苦手な分野を把握することができます。

この時は2020年、もしかしたらコロナ禍で病院の利用者が多少減っていた時期だったからかな。相談から病院受診・検査までそれほど待たされることもなく、思いのほかスムーズに進んだように思います。
ちなみに病院では2つの診療科を紹介されたんですが、7月にかかったのはそのうちの1つ。もう一方の診療科については1年以上予約待ちとなりました。

息子は小学校入学時から特別支援学級を利用していますが、在籍登録をするには上記のスケジュールでギリギリだった…! あと数日アクションが遅かったら支援級が利用できなかったかもしれません。

お住まいの地域にもよりますが、一般的に発達に関わる診察・検査は予約が取りづらく、時間がかかるのだそう(病院予約時にうかがった話です)。気になる場合は早めに行動するのがベターかなと思います。

発達検査を受けるメリットは?

上述したように、わが家の場合はまず市の支援窓口で簡易テストを受けました。
テストと言っても、“サリー・アン課題” というクイズを交えたごっこ遊びのようなものをして先生と息子が1対1で話をする…という程度のもの。その間、ほんの数分です。

でもそれだけで「このタイプです」とほぼ断定されたんですよね。
はたで見ていた私は「えっ、そんなにあっさり分かるの?」と驚きましたが、数か月後に受けたWISC検査ではそれが数値として証明されました。

こんなグラフで結果が示されます。

息子の出番はこれで終了、その後は先生と保護者の対話に入ります。
さて私、ここぞとばかりに先生に日々の困り事を相談しました。が、そこで返ってきた答えに愕然とすることになるのです。。

私 「ぼんやりして物事に集中しなくて…」
先生「このタイプなら当然ですよ」

私 「何度注意しても直らないんです」
先生「注意しても直るものじゃありませんよ。
   お子さんのストレスになるだけで
   無意味です。」

えぇーマジですかー。
良かれと思ってやっていたことがすべて裏目に出ていたなんて、私の今までのがんばりは一体なんだったの…。

私の育児が見事に崩壊した一幕でした。

ちょうどこの頃に息子の特性が強く出始めたこともあり、ここから私の試行錯誤が始まりました。それについてはまた改めて書きたいと思います。

検査後に思ったのは…
「もっと早く受診すればよかった!」

自分の子どもに発達凸凹が判明したらショックを受ける方も多いと思います。
もしかしたら、現実を受け入れるのが怖くて検査を受けない…という方もいらっしゃるのかも。

でも私の場合は、むしろすっきりしました。
ある程度予想はしていたし、モヤモヤを抱え続けるより白黒はっきりしてよかった!もっと早く受診すればよかった!というのが正直な思いです。

先生との最初の対話のインパクトがあまりに強かったこともありますが、私の場合は「一般的によいとされる育児論から離れて、”この子にとってベター” な接し方を探していこう」と考えを切り替えるきっかけになったからです。

これって子どもにとってはもちろん、親にとってもすごくメリットが大きいんですよね。だって注力すべきところ、力の抜きどころが見つけやすくなるんですもの。
発達検査を受けて問題がなければ不安感は減るだろうし、特性が判明した場合はその対処法を見つけやすくなる。いずれにしてもプラスに働くのではないかと。

またこれはあくまでも私個人の考えですが、凸凹具合を把握することで子どもにとってよりよい環境を作ることができるような気がします。

例えばわが家の場合、息子は聴覚より視覚優位なタイプと分かったのはすごく大きな収穫でした。
苦手なことが分かれば困り事を減らしてあげられるし、それによって周りの人(親や先生)も楽になる。これ大事!

寄り添う気持ちを大切に。

モヤモヤした不安を抱き続けるってしんどいものですよね。少しずつとはいえ、確実に心が削られていたあの頃をふり返るたびに痛感します。

お子さんの発達に不安を感じるなら早めに専門家に相談する、検査を受ける等のアクションを始めるのがベターかなと思いますが、これはあくまでも私個人の考えです。今すぐ行動してください!と勧めているわけではないので、参考として捉えていただければと思っています。

だって、検査や病院ってやっぱり多かれ少なかれ負担になりますもの。心的にも、時間や金銭的にも…ね。

なにより当のお子さんが嫌がるかもしれない。
まずはお子さんの気持ちに寄り添って、今何をするのがベターなのかを模索していくのがいいのかなと思います。

私もまだまだ試行錯誤中です。子どもはもちろん、自分のことも大切にしながら日々を過ごしていきたいですね◎

自分を甘やかすのも大事ですよね♡

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