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勇気の心理学【音声と文章】

山田ゆり
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最近、わたしはアドラー心理学の書籍を読み込んでいます。

アドラー心理学の最終的な目的は「共同体感覚を築くこと」で
それは「所属感」「貢献感」「信頼感」の3つです。

共同体感覚を養うために、「勇気づけ」があり、勇気づけとは
「褒めるでも激励するでもない」と書かれていて、
本を読み始めた最初から「えっ!どういう事?」と思いました。


しかし、事例を自分事に当てはめてみたら分かるような気がしました。



わたしは現在、3人目の社長にお仕えしていますが、
2人目の社長(A社長)は
まさしく勇気づけの人物だったのだと
振り返ってみて納得いたしました。


というのは、
「wordやExcelなどできれいな書類を作るのがわたしの仕事ではない。
書類作成が得意な人にそれは委任して、
わたしは会社の経営を考えるのが本来の仕事だから。」とおっしゃって
A社長はわたしにいつも書類作成を依頼されていました。


何もないまっさらな紙に書きたい事を書くのには
想像力と「これでいい」と自分で決める決断力が必要だと思います。

そして何とか体裁を整え社長に「案」として提出します。
A社長はその書類に赤のボールペンでたくさん指示を書いてくださる。

わたしはそれに従い書類を直します。
そしてまた社長に「案」として提出し、それに対してまた社長は
別の角度から修正事項を指示してくださいます。

それを最低でも5~6回繰り返し、最終的な書類ができます。

完成した書類に満足そうな笑みを浮かべたA社長は
わたしに必ず労いのお言葉を掛けてくださいました。

書類を作成したわたしは
お役に立てたという「貢献感」でいつも満たされていました。



雛型もないまっさらな状態から書類を作ることはとても難しいことです。
しかし、社長はそれを何度もわたしにさせてくださいました。
そして最後まで添削を続け、妥協のない書類を完成させるのです。


A社長から、人を育てるとはこういうことだと身をもって体験させていただきました。



わたしは近い将来、会社を去る時がやってきます。
その時は、会社以外のどこかに所属していたいと思っています。
アドラー心理学では人間の最も根源的な本能とは「所属すること」なのだと言われています。


「所属感」は、精神的な健康を保証するうえで最も大切な要素だからです。


家庭、地域、趣味など、
精神的な健康のために、自分にあった所属先を探していきたいと思います。




ちょっとした勇気が世界を変えます。

これは数年前までのわたしのnoteの終わりの決まり文句でした。
わたしにとって「勇気」が一生の課題でもあります。


「勇気の心理学」と言われているアドラー心理学に出逢え
これからも学びを深めていきたいと思います。







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山田ゆり
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