オーソモレキュラーの治療対象と検査
発達障害/精神疾患を根本治療できる医療です。
(もちろん医師の腕もあります。)
別名が沢山あります。
なぜなら学会がいくつもあるからです。
僕がよくお世話になる先生は「臨床分子栄養医学研究会」という団体に所属している人です。
↑の治療が受けられるクリニックはこちら。
日本は精神医学会が業界標準で、他ジャンルはそれだけで怪しまれますが、実は結構な数の内科医が従事しています。
発達障害/精神疾患だけでなく、様々な慢性疾患を対象としています。
原因不明の体調不良、自律神経失調症、PATMなど、標準医療に(文字通り)匙を投げられた人たちの治療を行っています。
このような、スタンダードから外れる医療ジャンル全般を「代替医療」と呼んだりします。
どんなアプローチ?
原因を調査してから治療に入る
精神科でつけられた病名はほとんど気にしません。
「患者の脳内・体内で何が起こっているか」を調べる手段を、十分に持っているからです。
そのために様々な検査をします。
発達障害/精神疾患の場合は、はじめに下記の検査を行うことが多いです。
(臓器疾患は疑う順番がほぼ決まっています。)
(リーキーガットについては下記の記事を参照のこと)
これらの検査のほとんどはアメリカで研究開発されたもので、血液・唾液・大小便から、脳内・体内の情報を引き出します。
発達障害/精神疾患は脳内のドーパミンやセロトニンの働きが弱かったり過剰であるわけですが、そこもきっちり数字で出ます。
検査の数字をもとに患者の症状と生活習慣をヒアリングし治療計画を立案するセオリーを、国内外の臨床例から集め同業者と共有しています。
(学会や研究会の存在意義そのものです)
検査はもちろん保険適用外で、検体を海外に送るものも多く、そこそこのお値段がします。
3~6万円くらいです。
尿中有機酸検査とは
統合医療の最も基本的な検査になります。
アメリカで自閉症の原因究明に開発されたものですが、改良が続けられ、さまざまな疾患や原因不明の心身不調について、原因調査に使用されてます。
かなり万能な検査です。
尿を採取し海外に郵送するので、結果が出るまで4週間程度かかります。
キットだけ購入して個人で検査を行うこともできます。
相場は4~5万円程度です。
ただし一度行えば、結果を複数の医師に見せて意見を聞けるので、そこまでコスパは悪くありません。
主な検査項目
もしこの検査を受けた上で、独学でやりたい人は下のリンクに詳しい解説が載っています。
医師ではなく患者向けの記事です。
次章では統合医療(オーソモレキュラー)と標準医療の精神科との違いや、日本でマイナージャンルにとどまってる理由を解説します。
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