◆小説◆ おばあちゃんの喫茶店2「おなら文化と健康の証」
このは「ねえ、はなびー」
はなび「なんだよ?」
畳に寝そべって漫画を読んでいた弟のはなびは、ごろんと転がって面倒くさそうにこっちを見た。
このは「うちってもしかして、おならに開放的な文化なのかもしれない……」
はなび「は? なに言ってんの」
このは「どうやら、他の人たちは人前でおならをすることが、かなりタブーとされているようなんだよね。
基本的にはあたしおばあちゃんも我慢するんだけど、我慢できなくてしちゃったとしても、別にその、そこまでの恥ではないと思ってるの。
教