ノトコレブックの文フリ革命
本noteは、ミムコさん主催の『noter Collection Book』(ノトコレブック)が文学フリマ東京36でいかにブイブイ言わせていたかをひたすらに綴ったものです。
みなさん、準備はOKですか?
まず、文フリで買えなかったという方は通販へGO!
昨日5月21日から6月30日までの限定販売となっています。
昨日、文学フリマ東京36が開催されました。
サクッと会場に集合して、ブースを設営し、いよいよ開催……という流れは、どうぞこちらのミムコさんの記事をご覧ください。
どなたが遊びに来てくれたのかしら?と気になっている人は、紫乃さんのこちらの記事をどうぞ。
さて。
geekさんという最強な味方を設営メンバーに加えた我々は、ほぼ滞りなくスタイリッシュに準備を終えることができました。
お隣のブースでは、さわきゆりさんが短編小説集『パラダイス』、新刊『郵便局員から転身したフリーライターの毎日エッセイ』、リトルプレス『umineko』の販売準備を整えています。
そして12時、開場。
一斉にお客さんがなだれ込んできました。
通路をうねる人だかりのすごいこと、すごいこと。
前回私が出店した秋の文フリと同じように、目当てのブースを事前にメモし、回るルートまで入念にシミュレーションしてきている人が多いようでした。
うっかりまろび出ようものなら、容赦なく轢かれそう。
まるで草食動物の大軍が土埃を立てて草原を駆け抜けているような勢いでした。
きっとみんな、思わず草食動物に変身してしまうほどのものすごい推しがいるんでしょう。
もちろんノトコレブックだって、負けてはいません。
開始早々から、たくさんのnoterさんたちが遊びに来てくれました。
初めましての方も、昨年ぶりの方も。
はるばる来てくださった方も、関東近郊の方も。
豪快に全種類を買っていく方も、悩みながら慎重に作品を選び取っていく方も。
みなさん手に手においしいものを持って現れ(みんなどうやっておいしいお店を見つけてくるんだろう)、ミムコさんのブースを褒めちぎり、楽しげに作品を選んでいます。
ミムコさんはお客さんに丁寧にノトコレブックの説明をし、紫乃さんは颯爽と会計をおこない、私は私でビラを配ったり商品を数えたりと三種三様に大忙し。
さらには西野圭果♡さん、闇夜のカラスさんがマスク文庫や縦スク文庫の栞配りに加わりました。ていうかカラスさん、すでに文フリの記事あげてらっしゃる。早い。
【追記】西野圭果♡さんの記事もアップされました♪
どうしよう、お客さんの数に負けないくらいに店員サイドも増殖している。
こんなにブースの内も外もワサワサしてるブース、ほかにないぞ。
そんなこんなでノトコレブック、なんと開始から一時間で作品一覧が配布終了、二時間で専用バインダーが完売しました。
ミムコさん、すごーい!
でも、あわや閉店の危機!?
バインダーは売り切れてしまったものの、本文はまだそこそこに在庫があります。
そこで「手帳に挟んでも使えるよ!」と見本を見せつつ売り続けることに。
後半は場内を一周回ってきた初見のお客さんが、「このアイデアすごい!」と目をキラキラさせていたのが印象的でした。
そうであろう、そうであろう。
得意げに頷きながら「すごいアイデア商品でしょう。しかもこんな素晴らしいクオリティで売ってるんですよ。その生産者のミムコさんは、あちらです!」とミムコさんに手のひらを向けると、「きゃあ、素敵ぃ!」と黄色い声が上がります。
その人気っぷりは、もはや芸能人並み。
思わず「握手会、サイン会もいかがですか?」とはしゃぎそうになります。
事前に作品を読んで買いにくるnoterさんとは異なり、「おすすめはどれですか?」と聞くお客さんもいます。
友だちのマジシャンにも「あなたのおすすめをいくつかください」と頼まれて、「へへっ、仕方ないなぁ。まず本文はこれとこれとこれで、ブックカバーはこれで……」と自分のごり押しセットを売りつけました。
バインダーが完売してからも、お客さんが途切れない。
見たら買いたくなる、そんな魅力がノトコレブックから溢れていたようです。
そうであろう、そうであろう。
そんなわけで商品は飛ぶように売れ、時間も飛ぶように過ぎ、あっという間に終了時間に。
私たちは大満足でイベントを終えました。
***
全国、世界各地のnoterさんたちが参加したノトコレブック。
その規模の大きさと、クオリティの高さ、そしてミムコさんのアイデアの豊かさに心躍らせたnoterさんも多かったことでしょう。
我らがミムコさんは今回、noteの世界の楽しさを文フリという外の世界でがっつり表現してみせました。
そんなブースとしての完成度の高さと、ミムコさんの人柄が光るノトコレブックは、文学フリマに新たな風を吹き込みました。
文学フリマに二度出店してみた感覚としては、文学フリマは下調べした人がより楽しめるイベントという要素がかなり強い気がしていて。
文章はパッと見で好き嫌いが判断しにくいからこそ、しかも一冊の価格は決して安いとはいえないからこそ、下調べはたしかに重要ではあるのだけれど。
入念に準備してきた人も、ふらっと立ち寄った人も誰でも楽しめる。
ノトコレブックは、そんな素敵な革命をもたらしました。
そんなブースのお店番ができたこと、いつまでもいつまでも自慢し続ける自信があります。
「むかしむかし、のとこれぶっくという優れモノがあっての……」
うふふふふ。
🌟通販は5月21日から6月30日までですよ🌟