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背骨を整えるメリットを解説
背骨は曲がっています
それは横から見たらちょうどS字のようにカーブを描いています
しかし、現代人は長時間のデスクワークや筋力の低下でその背中のS字が崩れてしまっています
今日はそんな崩れてしまった背骨を整えるメリットについてと、それを解消するエクササイズを織り交ぜつつ解説した記事にしてみました
今回の記事でわかること
・背骨を整えるメリットがわかる
・背骨の整え方がわかる
以上のことについて解説していきたいとおもいますので最後までお付き合いください
姿勢が良くなる
人の背骨がS字ラインを描いていることは、みなさんご存知の通りです
動物にそうしたカーブがないのは、頭を体のてっぺんで支える必要がないからです
人はかなり重たい頭を掲げている
ところが、このS字カーブも人それぞれで、頭が前に出れば頚椎の前弯は小さくなり、胸椎の後弯は強くなります
骨盤が後継すれば、腰椎の前腕が強くなるという感じです
最適のS字が崩れれば見た目の姿勢が悪くなります
それだけでなく、特定の筋肉に負担がかかったり靭帯が引っ張られて、こりや痛みが生じます
背骨をリセットし、理想的なS字カーブが整えば、美しい姿勢が出来上がります
目安は横から見た時、耳、肩、大腿骨の大転子、膝、くるぶしが一直線状にくることです
胸が広がって呼吸がスムーズになる
心臓と肺は肋骨というかごの中に収納され、外部の刺激を受けないようにガードされています
このうち、姿勢や背骨リセットの影響を受けやすいのは「肺」です
理由は、肺は心臓のように自力で縮んだり広がったりすることができない臓器だからです
肋骨の間にある肋間筋や肋骨のボトム部分にある横隔膜といった、呼吸筋によって肺は動かされています
呼吸筋に引っ張られて胸郭が広がると胸腔の内部の圧力が下がり、その状態で初めて空気が入ってきます
次の呼吸筋のテンションが下がり肺が縮まり自動的に空気が出ていくという仕組みです
肋骨は12個の胸椎と繋がっていてこれらを胸郭と言いますが、肺は胸郭が十分に広がり縮むことで胸式呼吸をしています
つまりは、「胸椎が固まって胸郭の動きが悪ければ呼吸は浅くなり、柔らかいと呼吸は楽にゆっくり出来るということ」です
腰痛が楽になる
最近世間を賑わせている「筋膜」
臓器、皮下組織、筋肉、腱、骨、あらゆるものが筋膜で包まれていてそれぞれ連動しています
筋膜は、水分豊富な筋膜だが、動かさないと水分が失われて滑りが悪くなります
すると包んでいる組織と間にねじれが生じて、筋膜の間の感覚受容器が痛みを感じます
腰痛なんかはその代表例で、筋肉が原因の腰痛「筋・筋膜性の腰痛」には筋膜に関係した受容器が関わっている可能性が高い
筋膜の滑りをよくするには、動かすことです
いい姿勢でも、長時間同じ姿勢をとり続けていると固まってしまうので背骨を動かす運動が良い対策方法になります
肩こり軽減
ストレートネックは頚椎のカーブが失われたり、まっすぐな状態を言います
これによって首こりや肩こり頭痛や眼精疲労などさまざまな不調が表れることがよく知られています
しかし、整形外科ではレントゲンをとって湿布を渡されて終わりです
ストレートネックは首だけの問題ではないので、弛めることと、引き締めること療法が必要になるので、エクササイズを必要とします
胃の圧迫が取れる
前かがみの姿勢を長時間している職業の人は、すぐにでも背骨を動かす運動をしてほしいと思います
なぜなら、内臓をひどく圧迫している可能性があるからです
事実、前がかみで長時間農作業をする人は、常に腹圧が高くなって胃が圧迫され、食道に胃液が逆流する逆流性食道炎が多いという報告もあるそうです
逆流性食道炎は、ストレスや暴飲暴食、肥満などが原因とされているが、上体の前かがみや猫背姿勢もきっかけの一つとされています
私は農業なんてしていないから大丈夫!!
そう思っている人も、パソコン作業の際とんでもない前傾姿勢になっていないか周りの人に聞いて確認してみましょう
おそらくこんな感じでめちゃくちゃ姿勢悪いですから・・・
怪我の予防
例えば、悪姿勢や運動不足で胸椎が固まったとしましょう
本来は胸椎はめっちゃ動く場所です
特に回旋運動がめっちゃ得意です
逆に苦手なのは屈曲伸展などの前後の動きです
ほとんどの人は前に倒すことができても後ろにそらすことができません
なので、胸椎が動かない分、首の動きでそれを補おうとします
これを「代償動作」といいます
これが起こると顎を引いて首をそらして痛めてしまうこともあります
この場合胸椎が伸びれば問題なくなるのでお腹を弛めて、胸を伸ばしましょう
筋トレ効果がUP
いい姿勢で筋トレした方が全身バランス良く鍛えられるうえに機能的なポテンシャルもアップします
特に立って行う筋トレは背骨のポジションがとても重要です
一番目にするのがスクワット
頸椎前弯、胸椎後弯、腰椎前弯というフォームでスクワットをすると、頭と肩甲骨、仙骨のラインが一直線になり、顎がしまって肋骨が閉じます
この形をキープすることを「ピラーストレングス」をいいます
※ピラーとは脊柱のことです
スクワットにとどまらず、デッドリフトでもランジでも同じです
猫背でスクワットを行うと、腹筋に余計な力が入るなどの代償動作が入ります
本人は楽でしょうが、筋トレの効果はそんなにありません
脊柱の力が弱い人は壁スクワットで鍛錬しよう
自律神経が整う
背骨を構成しているのは椎骨という骨だけではありません
椎骨の中心にはトンネル状の管があり、この中には脳から続く神経の束が通っています
これが脊髄です
その両側には自律神経の交感神経が走り、副交感神経は脳と仙骨から末梢の器官へと繋がっています
自律神経は体の機能を調節して健康を保つ大事な神経です
背骨が曲がることでこの神経のバランスに影響が出るのでは?と考えてしまいますが、そうでもないようです
しかし、背骨の動きを整えて呼吸を整えることで、自律神経に働きかける
ゆっくりと深い腹式呼吸は副交感神経を優位にして、カラダをリラックスモードのします
間接的にですが、胸椎を動かすことで自律神経を整えることが可能なのです
まとめ
いかがだったでしょうか?
背骨について知っていることも多かったのではないでしょうか?
しかしわかっているのと、行動をすることは近いですが、そこには大きな差があります
どうかこれをみた人は少しでもいいので動かなくなった背骨を動かしてみましょう
おすすめはブリッジです
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです