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芸術分野を趣味で愛好しています 音楽はクラシックがメインで少しジャズを 絵画は西洋画で…

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芸術分野を趣味で愛好しています 音楽はクラシックがメインで少しジャズを 絵画は西洋画でセザンヌを 映画はフランスものを 本は音楽家のものを好んでいます

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オペラ「夢遊病の女」

ベッリーニのオペラ「夢遊病の女」を観に行く予定があり、その前に少しベッリーニや夢遊病の女について知っておきたいと思い、図書館で本を探してみました。 地元の図書館ではこれといったピンとくる本は見つからなかったのですが、とりあえず下記の2点が出てきたので、予約をして読んでみようかな思っています。 松村友視『オペラグラス』 ロラン=マニュエル『音楽の楽しみⅣ オペラ』 『オペラグラス』はこのように紹介されているので、観る前に読むには適さないかもしれず、観てからにしようか少し

    • オーディオ世代交代 2006〜2024〜

      実家を出てから初めてそれなりのオーディオ機器を買ったのが、2006年でした。 私が子供のころにそうであったように、子供が生まれたのを機に、よい音楽が日常にある生活にしたいと思ったのがきっかけでした。 その時に購入したのが、アンプ、CDプレーヤー、スピーカーの3点セットです。長年楽しみましたが、そのうち、最初にCDプレーヤーが不調になりまして、2021年に初めて買い替えをしました。 今月ついにアンプの方も電源周りが不調をきたし、それでもだましだまし使っていたものの、これは

      • モーツァルトの未発表曲発見

        モーツァルト好きにはわくわくするニュースです🎵 図書館で見つかるというところが、おもしろいですね。いまだ目録に起こされていない未知の楽譜が図書館に眠っているということなのですね。 Ganz kleine Nachtmusik(とても小さな夜の曲)という弦楽三重奏曲で、さっそくケッヘル番号もつけられていて、K.648です。 19日にオーストリアで、今日にはドイツで初演とのことで、聴いてみたいものです。 モーツァルトの弦楽三重奏はK.563の1曲しかないと思われ、この曲は

        • ドゥムキー 編曲の妙

          もうすぐ家族が主催するピアノ教室の発表会があります。 発表会では全てのプログラムが終わった後、講師演奏が予定されているのですが、今年の講師演奏は、ドボルザークのピアノ三重奏曲第4番 ドゥムキーの4手版、ピアノ連弾となっています。 ピアノ連弾版はあまり録音がなく、協演者との合わせ以外では、チェコのスークトリオの演奏するピアノ、ヴァイオリン、チェロの三重奏曲と合わせてさらったりしているようです。 私がドゥムキーを知ったのは最近のことで、室内楽のリサイタルへ行き、その演奏曲目

        オペラ「夢遊病の女」

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          2人のフランソワ 〜 幻想交響曲

          ピアニストのお話しです。 私が一番好きなピアニストはフランソワですが、愛聴しているピアニストにフランソワが2人います。 1人はすでに過去の人で一番好きなピアニスト、サンソン・フランソワ。 もう1人は現役からすでに引退しているらしいものの、存命のピアニスト、フランソワ=ルネ・デュシャーブルです。 二人とも名前にフランソワがついていて、それが姓か名かの違いはあれど、私にとってはどちらもピアニスト、フランソワです。 サンソンとの出会いはかなり前で、きっかけは図書館でした。

          2人のフランソワ 〜 幻想交響曲

          開催中止の演奏会から思い出す、記憶に深く刻まれたリサイタル

          今週、ショッキングなニュースが飛び込んできました。 今月予定していた、エレーヌ・グリモーの来日公演がピアニストのコロナ感染で中止になったというお知らせでした。 秋というにはまだ早い気候ですが、今月から始まる秋の演奏会シーズン。いくつかの公演に出かける計画があり、その柿落としとして、公演に向けて徐々に気持ちを高めていた演奏会中止のニュースでした。 演奏会で予定されていた曲目は、 ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109 ブラームス : 3つの間奏

          開催中止の演奏会から思い出す、記憶に深く刻まれたリサイタル

          今夏の読書とこれから〜「ピアノを尋ねて」

          今日、初めて知った台湾の作家、クオ・チャンシェンの著作「ピアノを尋ねて」と本屋で出会い、衝動買いをして読み始めました。 今年の3月のこと。私の好きな作家、原田マハさんの最新刊、版画家の棟方志功を描いた長編「板上に咲く」の出版を本屋で知り、その場で買ってすぐに読み始めたものの、出だしでつまづいてしまい、なかなか読み進められずにいました。 8月に入って次第に波長が合うようになり、今週やっと読了することができたので、次に読みたい本を探しに本屋を覗いてみると、出版されたばかりの「

          今夏の読書とこれから〜「ピアノを尋ねて」

          夏の行事 ピアノ発表会 〜 愛の悲しみ/クライスラー

          今年も夏の行事、ピアノ発表会の季節が近づいてきました。発表会と言っても私が演奏する訳ではなく、教えている訳でもありません。妻がピアノを教えていて、発表会では私も手伝いに駆り出され、生徒さん達の演奏を録音したり、色々とお手伝いをしています。 小学生のときに2年間ピアノを習っていたことがあり、小学生が演奏する曲には知っている曲も多く、そんな曲の演奏を聴くと懐かしくなります。今年はどんな曲が聴けるのだろうと思うと、とても楽しみです。 子供の頃に弾いた曲を◯十年後に聴くときの気持

          夏の行事 ピアノ発表会 〜 愛の悲しみ/クライスラー

          7月27日、クラシック音楽日記♪

          今朝、ピアノを練習していらっしゃる方の記事を読み、練習中のレパートリーにベートーヴェンの「創作主題による32の変奏曲 WoO.80」が登場していて、久しぶりに聴きたくなって、かけて聴く。 1973年の録音。とても好きな曲で、雄大さを感じながらの朝の始まりとなる。変奏曲の次は月光ソナタですが、私は朝から月光でも大丈夫な人です。 このCD、最後はテンペストになるのですが、朝からテンペストはちょっとご勘弁という気持ちになり、お口直しに別の盤をプレーヤーに載せる。 ヴィルヘルム

          7月27日、クラシック音楽日記♪

          音色に冷気をまとったピアニスト

          予想通り大変な暑さの夏がやってきました。 私は夏が好きなタイプなのですけれど、ここ1〜2年ほどは、夏が好きだと言いきる自信が少し揺らいできています。それでもやっぱり夏が来ると嬉しい高気圧好き人間です。 たとえ好きでも、身体が暑さに慣れるまでは少し時間がかかりますね。 この暑さにあてられて、音色に冷気をまとったピアニストのことを書きたくなりました。 確か半年くらい前のことだったと思います。まだ冬の寒い季節に初めて知ったそのピアニストの演奏を初めて聴いたとき、その音色、演

          音色に冷気をまとったピアニスト

          声楽家になりたかったヴァイオリニスト

          先日、掲載させていただいた記事を書いている際に、音源を探していてたまたま私の好きなヴァイオリニストのドキュメンタリーを見つけました。 こちらは以前書いたその記事です。 私の好きなヴァイオリニストというのは、庄司紗矢香さんです。知らなかった彼女の人となりや、生い立ちなどが分かるインタビュー、ドキュメンタリーがとてもおもしろかったので共有させていただきます。 彼女の幼い頃の夢は、声楽家、オペラ歌手になることだったそうです。ただ、ご自身の声質からそれは難しいのではないかと思い

          声楽家になりたかったヴァイオリニスト

          7月7日、クラシック音楽日記♪+ジャズ

          午前中、ベートーヴェンのピアノソナタをかなり大きな音で鳴らしながら、掃除をする 聴いた盤は、ロシアのピアニスト、ヴェデルニコフ演奏の1974年に録音されたもの 曲目は、 自作の主題による32の変奏曲 WoO80 ピアノソナタ14番 月光 ピアノソナタ17番 テンペスト 掃除機に負けない音で曲の勢いも借り、はりきって掃除する。ロシアのピアニストだけれど生まれはハルピンなので、生地は日本からほど近い ベートーヴェンの曲には背中を押すパワーがあるので、進んでその力を借りたい

          7月7日、クラシック音楽日記♪+ジャズ

          レイボヴィッツの芸術、テンポよく快活な音楽🎵 〜ベートーヴェン交響曲第3番

          梅雨明けはまだのようですが、ついに夏がやってきたような暑さが始まるなか、元気のよい演奏でベートーヴェンの交響曲、第3番が聴きたいと思って今日出してきたのが、ルネ・レイボヴィッツ指揮の演奏を収めたCDです 以前、ベートーヴェンの交響曲「第九」にはまっていて、いろいろな指揮者、オーケストラの演奏を聴いて楽しんでいた時期があります その頃にNHK FMで、ある指揮者の第九演奏を聴いていたところ、テンポよくスピード感がありとてもメリハリの効いた、勢いのある演奏で、現代的な印象を受

          レイボヴィッツの芸術、テンポよく快活な音楽🎵 〜ベートーヴェン交響曲第3番

          モーツァルト K.563、こんないい曲持ってたの!?

          ある日、突然訪れた驚き 「えっ、こんないい曲持ってたんだ!?知らなかった」から始まるエピソードをご紹介させていただきます ある天気のよい休日の日中のこと。モーツァルトの曲で普段聴かないような曲、知らない曲がなにかあったら聴いてみたいなと思いたち、 モーツァルトのCDが置いてあるあたりの棚をごそごそと探してみる。うちには市販のCDの他に、図書館で借りるなどして私的利用のためコピーしたものもあり、そんなものの中には、長い間聴かずに存在を忘れているものもあったりします そんな

          モーツァルト K.563、こんないい曲持ってたの!?

          モーツァルト、ヴァイオリン・ソナタの魅力再発見

          ずいぶん前、クラシック音楽が本格的に好きになり始めて、色々な曲を聴くようになった頃、テレビでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の演奏を見聴きして心惹かれた演奏家が庄司紗矢香だった。 録画した演奏を繰り返して聴いているうちに、CDが欲しくなりチョン・ミュンフン指揮、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団とのヴァイオリン協奏曲のCDを購入して、それをよく聴くようになった。 その後、何度か庄司紗矢香の演奏会へ出かける機会をもつようになり、2022年の年末には、ピアニスト、ジ

          モーツァルト、ヴァイオリン・ソナタの魅力再発見

          今日の一冊(ヴァイオリニスト、テディ・パパヴラミ自伝)

          音楽家の考え方や感じ方、生き方にとても興味があり、そういった本をよく手に取って読んでいます アルバニア生まれのヴァイオリニスト、テディ・パパヴラミ氏による自伝『ひとりヴァイオリンをめぐるフーガ』について書きます 先日、この本に出会うまで私はパパヴラミ氏のことを知りませんでした 知らないヴァイオリニストが書いた自伝、それも弱冠22歳までを描いた本です。図書館の音楽関係の本棚に見慣れない本があるのをたまたま見かけて手に取り、ぱらぱらとページをめくってみる 第10章「パリで

          今日の一冊(ヴァイオリニスト、テディ・パパヴラミ自伝)