TRAVIS(トラヴィス)
タイムリーな出来事、ふと遭遇した小さなエピソードについてポツっと呟いたものをマガジンにしています。気分転換のオヤツみたいな感じでお読み頂けたらと思います🍩
京都に住む京都生まれ京都育ちのとてもミステリアスな友人。 掴みどころがなく、世間を斜めから見ている不思議な力のあるこの友人と私の、ちょっとおかしなやり取りを綴ったエッセイです。
ショップTRAVISのぬいぐるみたち誕生秘話を、ミニ小説や写真にして載せています。
人間関係の悩み、仕事のこと、モチベーションについてなど思うままに書き綴ったエッセイをまとめてみました。他のマガジンと異なり、多岐にわたったテーマを扱っています。ちょっとした読み物にどうぞ♪
創造主のミッションを受けて、地球という惑星に起こる数々の問題を解決する黒い犬ジェイド・シルバーとその仲間たちが繰り広げるファンタジーな世界の小説です。
◆TRAVISについて◆ ⁂当ショップではオリジナルの動物のぬいぐるみやオーナメントをのんびり製作しています🕊鳥さんオーナメントが多めですが、ぬいぐるみは洋服用の良い生地に出会ったらの製作です。 ⁂なお、トラブル防止のためオーダーは一切お受けしておりませんのでご了承下さい。
クリスマス時期になると思い出すことがある。建築の専門学校時代の友人にクリスマスギフトを渡したら、「ゴミになるからいらない。消耗品のがいい」と中身も見ずに突き返されたこと。以来、人に何を贈るべきかわからずスタバのギフトカードや商品券にしているけど、ギフト選びって本当に難しいと痛感💦
それは10月のこと。 自律神経失調症をはじめとした複数個の病を抱え、HSP気質でもある私はとある失敗をした。 それは、minneのハンドメイドマーケットに初出展することに向けて製作や設営用のアイテム探し、いつもの在宅ワークに加えて、1週間に1度、酷い緊張感を伴う予定を毎週入れてしまったことだ。 緊張を伴う予定がある時、私のメンタルはいつも首元にナイフを突きつけられているような感覚に囚われる。学生時代からそのようなところがあって、試験の時など周囲の友人たちが「嫌だなぁ。試験
SNSの写真から私が何を持っているのかを逐次チェックしているのに「いいね」を押さず、私の持っているものと同じ調度品を購入してまったく同じ構図で写真を撮って投稿する作家さんがいて、京都の友人にモヤモヤを話せば、「変なのに気を取られるほど人生長くないで」と叱咤激励された。確かにそう。
最近読んだ本に書いてあった言葉。自己肯定感が低くHSP気質な私は自分の失敗した出来事に囚われてばかりいたので、この言葉を読んで”確かに失敗だけが私という人の人格や性格じゃない”と気付くことができた。人は経験と共に成長することができるということを忘れないでいようと思う。
ぬいぐるみ作家として月に数点のぬいぐるみやオーナメントを製作している。一人でデザインし細かな刺繍を施して形作り、梱包から発送まで手掛けているのでなかなか多く作れないのが悩みの種だ。 生地に細かな刺繍を施している時間は無心になれたりする時もあるのだが、ふと遠い昔を思い出したり、別のことを考えていたりと思考の渦が止まらない場合もあったりする。時にはあまりに考え過ぎて、製作を中止して浮かび上がった考えや構想をノートに書き写したりすることもある。 それは、とある昼下がりのこと。 刺
百均で「2L判の光沢紙ありますか」と尋ねたところ、高校生アルバイトの女の子が困惑した表情で私を見て、「ここにはBL版とかは売ってないんです。”こうたくし”さんという方は知りません」と言うのでポカーンとなった。どうやら私がBL小説や漫画の登場人物のグッズを買いに来たと思ったらしい💦
“夢っていうのはな、どうせ叶わへんと思ったら叶わへん。もしかしたら叶うかも、と思っただけでも叶わへん。絶対に叶うわ、という強い引きを持っていれば、時期は直ぐでないかもしれへんけど必ず叶うものなんやで” 『なに、当たった!? minneのハンドメイドマーケットの抽選倍率ってどのぐらいなんや』 電話口から京都の友人の素っ頓狂な声か聞こえる。 「倍率はよくわからないけど、応募したまま父や母のいろんなことに忙殺されて抽選日を忘れていたのよ」 『そんなこと早いうちにうちに言っても
「美味い」 いつも言葉少ない兄が出汁をきかせた味噌汁をすすりながらポツリと言った。 兄のジェイドは品の良い人だ。強面ではあるけれど立ち居振る舞いが紳士そのもので、箸からナイフとフォークまで模範的な使い方をするし、食べ方も綺麗で、振る舞いもマナー講座の講師みたいな人。そして生き方すらそうだからあまりにも堅すぎて、ガールフレンドもできないまま妹の私とずっと暮らしている。 「それは良かったわ」 私はこの不思議な兄を誇りに思っている。仕事もできるし、才能も溢れているなんでもでき
暑くなって体もメンタルも落ち込んでいたところに吉報が来た。minneのハンドメイドマーケットの出店にあたっての抽選に当選し、出店できることになったのだ。京都の友人が「良い事が起こる前にコンディションが悪くなるのは当たり前のことや。人生は帳尻があうようになっている」と教えてくれた。
「日本人は『笑顔大事』とか『いい笑顔で』とかよく言うんですけど、笑顔じゃないとダメなんですか」 とある日、バラエティ番組を一緒に見ていたイギリス人の友人が唐突にそんなことを言いはじめた。 「笑顔か。笑顔ねぇ」 私は咄嗟にどう返して良いのかわからず、何故か一人で笑顔笑顔と連呼していた。 確かに職場や知人、身内のなかでも「笑顔忘れないで」とか、子供に「ほら、明るく笑って!」と言っている人がいたのはわかっていたが、今まで自分の中でとりわけて"笑顔"についてフォーカスしていなか
自分にとってメンタルの負担になるものを削ぎ落していったら気持ちが楽になった。その分、孤独と向き合う時間が長くなった。孤独と対話していると自分の内面や欠点を見つめる時間も増える。曖昧にしていた本当の自分の気持ちを確認すると、かつての生き方がとても無理していて苦しかったのだと気付く。
かつての知り合いが占い師になっていることを知った。何故だろう。私が関わった人は私と別離した後に占い師になっている率が高い。京都の友人に話せば、「eveといると占い師になりたくなる催眠術にかかるんやないの」と笑っていたが、自分の操縦もままならない私が催眠なんかできわけがない。謎だ。
「サンローラン(私のこと)、悩んだ時は歯を磨きに行くと良いよ!」と設計に行き詰ると四六時中、歯ブラシ片手に消えていたかつての同僚を思い出す。急に仕事を辞めて、ヨーロッパに放浪の旅へ出てしまってから便りが途絶えたのだけど、コロナもあったし元気にしているのかどうか心配。
嘘か本当かわからないが、メーガン・マークルが「私はすぐにプロポーズされたのに、彼女(キャサリン妃のこと)はプロポーズされるのに8年もかかった」とコメントしたらしいことを先日知った。 私からすれば、別に8年かかろうが直ぐだろうが結果的には結婚したのだからプロポーズされた時期なんてどうでも良いじゃないか、と思うのだけど。 でも、彼女にとってはとても重要なことだったらしい。
まるで、かつての恋人を忘れられない男のように大切にしている一枚の写真がある。 デジカメを持っていなかった当初、携帯電話の写真で撮った画素の荒いそれは私の大学生活の想い出の一つだ。 それもほろ苦い。 高校時代、私は夢のために推薦で明治大学に進学しようとしていた。第一次の試験に合格し、第二次もほぼ確定していたというのに、急に母が若い頃から行きたかった女子大への入学を私に強く勧めはじめて、進学についてそれはもう毎日バトルを繰り広げることになった。結果的に父が母に加勢したことで私の