ただのコピペとは違う。
さあて、何を書くか。
いや、その前に。
フォローしている人たちの投稿でも見てみようか。
書き方やスタイル、アイデア、視点、どれも参考になるからな。
他の人が何を考えて、どんなふうに表現しているのか、
そういうのを見るのも結構楽しいし、勉強になる。
で、見ていくうちに思う。
ふんふん、なるほどなるほど。
例えば――
書き方ひとつとっても、
行間の使い方が絶妙な人がいる。
文字の詰め方や空白の作り方で
読むリズムが自然にできていて、心地よい。
ああ、こういうの、いいなあ。
一方で、
タイミングを駆使して書いている人もいる。
あえて引っ張るところと、バシッと決めるところがあって、
「おっ!」と引き込まれる。
それから、
画像を使って表現を補強している人。
文字だけでは伝わりにくい部分を、
写真やイラストで一気に視覚化する。
その巧みさに感心する。
さらに、口調が魅力的な人もいる。
語り口調だったり、落ち着いた文語調だったり、
あるいはぐいぐいと挑戦的に攻めてくるような言葉遣い。
どれも、書き手の「らしさ」がにじみ出ていて面白い。
そして気づく。
「毎日コツコツ書いてる人って、やっぱり違うなあ」
継続ってすごい。
当たり前のようでいて、実は一番難しいことだ。
「やればできる」と思いつつも、
やり続けることのハードルの高さに気づかされる。
なんだか自分がまだまだ遠くにいる気がするなあ――なんて。
でも、落ち込む必要はないのかもしれない。
みんなだって最初は今の自分と同じように、
手探りで進んでいたはずだ。
そう思い直して、また考え始める。
書く目的って何だ?
誰に届けたくて、何を伝えたいのか?
そんな根本的な問いに立ち返る。
わかりやすく伝えなきゃって焦るけど、
「わかりやすい」ってそもそも何だろう?
伝えようとしても、
説明が細かすぎて逆に退屈に感じられたり、
当たり前のことを並べただけで
誰の心にも響かなかったりすることもある。
一方で、
「共感されたい」と思いすぎると、
無理に相手に合わせてしまって、
結局、自分らしさを失ってしまう。
「自分らしく書く」って簡単なようでいて、
実際にやってみるとかなり難しい。
で、また考え込む。
自分の文章、どう思われるだろう?
クセが強すぎて読みにくいとか、
逆に個性がなくてつまらないとか、
そんなふうに思われるのかな――って。
でもね、ここで一つ思うんだ。
その「クセ」って、実は悪いことじゃないんじゃないかって。
伝わりにくい部分とか、
ちょっとした違和感とか、
むしろそれが自分らしさを作ってるんじゃないかって。
他人と比べすぎてしまうと、
自分が書きたいものがわからなくなる。
どんなにすごい人を見ても、
自分と同じようには書けないし、
同じことを目指す必要もない。
みんなが「自分らしい」ものを大事にしているように、
自分も、自分の文章を信じて書いていけばいい。
そう思ったら少し楽になった。
ただ、ふとまた考える。
「で、結局何を書くんだっけ?」
でも、まあいいか。
焦らなくても、今日じゃなくても。
眠くなったら寝ればいい。
考えすぎて進まないくらいなら、
とりあえずリセットして、明日また考えればいい。
書くのって難しいけど、楽しい。
悩むのも悪くない。
でも、無理に解決しようとしないで、
気楽に向き合うのもアリなんじゃないか――。
ということで、今夜はここまで。
明日からやればいいや。
いや、むしろ明日から始めるからこそ、いいものが書けるんだと思う。
補足
他人の参考に触れたとき、
「いいなあ、こういうの」と感じる一方で、
自分がやろうとするとどこか違ってしまうのはよくある話。
でも、そのズレとか、自分のクセって、
削ぎ落とすべき欠点じゃなくて、むしろ表現の強みなんだと思う。
必要悪というか、そこにこそ「あなたらしさ」があるんだよね。
文章って、伝わりやすいだけが正解じゃない。
伝わらなさや違和感、
そこに引っかかる人がいるからこそ、
読者それぞれの解釈が生まれていく。
だから、「伝わりにくさ」は悪いものじゃない。
むしろ、そこを大事に育てることで、
他にはない個性が磨かれていくんだろうなと思う。
比べすぎず、焦りすぎず。
そのクセを、楽しみながら大事にしていけば、
自然と「自分らしい」文章が書けるようになるんじゃないかな。
「とりあえず明日から」でも全然いい。
今日考えた「なるほど」の積み重ねが、
次に進むきっかけになるかもね。
知らんけど。