こころのトゲ
普段は忘れているけれど、「こころに刺さっているトゲ」というのがある。
体に刺さっているトゲもある。
普段はすっかり忘れていても、「出来事」によって、呼び起こされる。
「トゲ」に触れる出来事によって、「痛み」という反応が起きて、そこに「トゲ」が刺さっていることを知ることができる。
普段は忘れていても、「どこかにトゲが刺さっている」ということを知っておくといい。
普段はもう分からなくなっていても、「出来事」が教えてくれる。
「反応」が起きた時、そこに、「トゲ」がある。
「怒り」がでたとき、「悲しみ」が沸いた時、「寂しさ」を感じたとき、
「そこ」に、「トゲ」が刺さっている。
過去の記憶、怒りたかったのに怒れなかった記憶、悲しかったのに悲しむことが出来なかった記憶、寂しかったのに我慢するしかなかった記憶。
「記憶のトゲ」に気づいたら、そこから癒しが始まる。
怒り、悲しみ、寂しさの、癒しが始まる。
癒しが始まると、「トゲ」が溶けていく。
こころや、体に、刺さっていた「トゲ」が、小さくなって、抜け落ちる。
「トゲ」が抜けると、もう、「痛み」はない。
同じ「出来事」起きたとき、「反応」していないことに気づく。
「痛み」がなくなっていることに、気づく。
「痛み」のない日常が始まる。
平和で穏やかで、楽しい日常が始まる。
「トゲ」の正体に気づいて、癒しを発動させるだけでいい。
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