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知識ゼロの30代男子がビックデータ入門を読んでみた

突然ですがあなたは、
「ビックデータ」についてどれほど知っていますか。

テレビやニュースでたまに聞く程度で、小学生に「ビックデータ」って何?と聞かれて説明できる方はほとんどいないと思います。
私も何となく知っているくらいでしたが、図書館で「ビックデータ入門」という書籍に出会いました。

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内容はとても興味深く私たちがこれから生活する上で知っておくべき分野だと確信したので「ビックデータ入門」の書評をしていきます。

少しでも内容に興味を持っていただけると幸いです。

私たちの世界は目まぐるしく変化している

私たちの世界は日々目まぐるしく変化しています。
これほど変化が激しい時代は他に類を見ないのではないでしょうか。
昨日の常識が明日には非常識になり、私たちの情報のアップデートを余儀なくされています。

変化の激しい要因は「コンピューターサイエンス」です。

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GAFAと呼ばれる米国の4大企業はIT業界だけでなく音楽・動画・ゲームと別業界に進出し、既存の企業を淘汰する勢いで成長を続けています。
彼らは「ビックデータ」を駆使し、次々に人々を魅了する製品やサービスを世に送り出しています。
私日本人もそれらの恩恵を受けて生活しています。
消費者からすると便利なサービスがあるのは嬉しいですが、競合他社からすると脅威でしかありませんね。
そう、GAFAはIT業界以外の分野に参入し『既存の企業を飲み込む破壊者』でもあります。

GAFAに限らず日本企業における外資比率は高く、実質支配されていると言っても過言ではありません。
例えばポケモンやマリオを生み出した任天堂でも外国人が50%以上の株式を所有、ソニーも50%以上が外国人所有となっています。
外資による浸食は進んでいくと我々日本人の活躍の場がなくなる可能性があります。

もし我々日本人ができることは何でしょうか。
そう、知識を身に付けて「日本人ってやっぱりスゲー」と思わせることではないでしょうか。
そのためにも「ビックデータ」などの知識を身に付けて将来はどんなことを学べば生き乗れるのかを真剣に考えるべきだと私は思います。

ビックデータって何?私たちの生活にどんな影響を与えているのか

まずは『ビックデータ』とはどんなものでしょうか。

本書では以下のように解説されています。

ビジネスに使える新しい価値を生み出すデータのこと。
またビックデータは3つの"V"を持つデータ。
①Volume データ量が多い
②Velocity 速いペースで生まれる
③Variety さまざまな形式

✅ビックデータとは、より多くより速く多種多様なデータのことを言うのでしょう。

例えば私たちがAmazonで買い物をする時も、データが集められています。
あなたが『何を』『いつ』『どれくらい買ったか』のデータをAmazonは集めて分析します。
一人ひとりのデータ量は多くないですが、利用者が増えれば増えるほどデータは膨大になりますよね。
集めた膨大なデータから『どんな物をいつ買うか』『ついでに買ったものは何か』『年代別、性別、地域別によって買うものは変わるか』などが分析され、次の商品開発などに役立てられます。

Amazonで買い物をする際には『よく一緒に購入される商品』や『関連商品』を並べ目的以外の物も買ってもらえるようなアルゴリズムを取り入れています。『よく一緒に購入される商品』はビックデータから分析された結果ですね。

ビックデータは私たちが必要な物な新しいもの・サービスを作りだすヒントと言えるでしょう。
これまでには不特定多数に出していた広告ではなくあなたが欲しいと思うものをピンポイントで届けることができるのがビックデータの凄い所です。

例えばカレーが好きな人にピンポイントで『美味しいカレー』の広告を出せますね。
従来の方法では不特定多数の人にカレーの広告をうち、その中の一部の人しか買わなかったのが、カレー好きな人だけにピンポイントでうてるため広告費を抑えて売り上げが最適化できるようになります。

今後生き残る仕事となくなる仕事について

本書の中に『今後生き残る仕事』『なくなる仕事』が書いてあり、面白かったので紹介します。

生き残る可能性が


アメリカのオックスフォード大学の論文では、『あと10~20年でロボットに仕事を奪われる職種』が話題になりました。
テクノロジーの進化により私たちの仕事は、生産から企画や開発に専念するようになると結論づけています。
今すぐに仕事がなくなるわけではありませんが、ゆっくりゆっくり変わっていくと簡単に予想できます。

単純作業はロボットにやってもらい、人間は新しいモノやサービスを生み出すという頭を使うことに集中するようになるでしょう。
ロボットと人間の住みわけができて、より便利な世界を構築していくのではないでしょうか。

変化が激しい今の時代に大切な5つのこと

それでは、この変化が激しい今の時代にどんなことをすればよいのか私が考えたことを書いていきます!

✅①新しいことを受け入れる柔軟な考えを持つ
常に色々なことが凄いスピードでアップデートされていくので、新しいことを受け入れる柔軟な考えを持つようにしましょう。

例えば紙で印刷された資料を見るのではなくクラウドに保存されているデータを見る方法にかわるが挙げられます。
紙で印刷すると印刷代がかかりますし、資料をまとめるのに時間がかかります。これらをカットすればお金も時間も大幅にカットでき、作業効率が爆上がりしますよね。

✅②コンピューターやビックデータなどを勉強する
この変化が激しい世界に取り残されないためにも、コンピューターやビックデータの勉強は欠かさずにやるべきだと思います。
ビックデータを使って何ができるか、そのために自分がどんなことができるのかを考えるのはとても大切です。
また、どんな仕事が求められるのか予測しておくと将来のキャリア設計においてかなり有利になるでしょう。

✅③データを分析する力をつける
データを分析する力を身に付けておいて損はないでしょう。
ビックデータから集められたデータを分析するアナリストの需要は今後増え続けるでしょう。特に日本ではようやくビックデータに注力する方向になっているのでアナリストはとても価値がある職業になると思います。

✅④人工知能にはできないことをやれるようにする
人間とロボットの住みわけが確立されれば、私たちはロボットにできないことをやるしかありません。
それらは頭を使い、クリエイティブさを発揮して新しいモノやサービスを生み出すことだと思います。
このnoteで表現をするのもクリエイティブなことだと思います。
まずは、何でも良いのでSNSを使って発信してみましょう。

✅⑤自分で学ぶ力と考える力を身に付ける
人間が頭を使うことに専念する世界になると、自分で学んだり考える力がとても大切になります。
普段から『これは何でこうなっているんだろう?』『これってどういう仕組みなのかな?』『何でこれは人気なのか?』と考える癖をつけるようにするとよいかもしれません。
疑問が好奇心を育て、新しいことにチャレンジする精神を育むと思います。

※最後に

今回は『知識ゼロからのビックデータ入門』を読んでの書評をしてきました。

✅このお話の要約

・私たちの世界は目まぐるしく変化している

・GAFAをはじめとする世界的な企業はビックデータを重視している

・ビックデータは膨大なデータをより多くより速く様々な形で蓄積されている。

・ビックデータは新しいモノやサービスを生み出すきっかけやヒントになる

・あと10~20年でロボットが人の仕事を奪う未来がくる

・単純作業はロボット、人間はより頭を使ったことに専念する世界がくる

・私たち人間はよりクリエイティブなことを求められる

・これからの世界を生き残る大切な5つのこと
①新しいことを受け入れる柔軟な考えを持つ
②コンピューターやビックデータなどを勉強する
③データを分析する力をつける
④人工知能にはできないことをやれるようにする
⑤自分で学ぶ力と考える力を身に付ける


※余談
私たち人間が今よりも新しいサービスやモノを生み出すことに集中できた場合、変化は更に加速するのではないでしょうか。
『どこでもドア』『ビックライト』『タイムマシン』『翻訳こんにゃく』が現実になる日もそう遠くないのかなと個人的に思います😀

もし『どこでもドア』が普及すればどんな世界になるのでしょうか?

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例えば移動手段(車や電車、飛行機など)は全て不要になって世界からなくなるかもしれません。
飛行機や電車の価値がなくなり100円で買える日が来るかもしれませんね。


『翻訳こんにゃく』があれば外国語を学ばなくてもよいため、日本にある英会話教室はなくなるでしょう。通訳の仕事も『翻訳こんにゃく』があれば不要になります。

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未来のことを考えるのは結構面白いですね。
あなたはこれから先どんなモノやサービスが生まれてくると思いますか。
またどんな世界になっていくと思いますか。

以上です。

いつも読んでいただき ありがとうございます



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