【たくさん寝たのに朝から疲れている人へ】慢性疲労を防ぐための科学的アプローチ
朝起きた瞬間に「疲れてるー!」と感じたことはありませんか?
ずばり「隠れ疲労」が蓄積しています。
そんな人が朝スッキリ起きて通勤しながらすれ違った人とハイタッチしたくなるような記事です。
こんにちは。
さいたま市でパーソナルジムを経営しています、トレーナーのトトです。
季節の変わり目にどっと疲れが出て体調崩す人多いですよね。
今回は、疲労の科学的な原因と、それを改善するための効果的な方法を解説していきます。
自分に当てはまるものがあるかチェックして、習得できるものがあれば是非実践してみてください!
1.疲労のメカニズムを理解しよう
まず、疲労の原因にはいくつかのメカニズムが関わっています。
代表的なのが、アデノシンという化学物質です。
アデノシンは体内でエネルギーを消費するときに生まれる副産物で、
脳に「疲れているよ」と信号を送る役割を担っています。
体を酷使したり、ストレスが続くと、このアデノシンの量が増え、疲労感が強くなります。
もう一つの重要な要素が自律神経の乱れです。
自律神経には、交感神経(活動モード)と副交感神経(リラックスモード)があり、これらがバランスよく機能することで体の調子が整います。
しかし、過度なストレスや長時間の緊張が続くと交感神経が優位になり、
以下のような影響が現れます。
• 休んでも回復しにくい慢性疲労
• 睡眠の質の低下(浅い眠りや寝つきの悪さ)
• 精神的なイライラや不安感
• 体のこりや痛み(特に首や肩)
これらが続くと、いわゆる「隠れ疲労」となり、心身に悪影響を与えます。
2.疲労解消のためのアプローチ
疲労解消には、単に「休む」だけでは不十分です。
体内のエネルギー生産を支えるミトコンドリアの機能をサポートし、
体内時計のリズム(サーカディアンリズム)を整えることが疲労回復の鍵になります。
サーカディアンリズムと睡眠の関係
私たちの体は、24時間周期のサーカディアンリズムに従って機能しています。
このリズムが乱れると、睡眠の質が低下し、疲労が溜まりやすくなります。
サーカディアンリズムを整えるために、次のポイントを意識してみましょう。
• メラトニンの分泌を促すために、寝る1時間前にはスマホやパソコンの使用を控える
• 夜は間接照明など、光の強さを落としてリラックスする
• 朝起きたらすぐに日光を浴びて、体内時計をリセットする
ミトコンドリアの働きを高める栄養素
ミトコンドリアは、エネルギーを作り出す「体内の発電所」のような役割を担っています。
疲労回復には、ミトコンドリアをしっかりサポートすることが重要です。
以下の栄養素を食事やサプリメントで補給するのがおすすめです。
• コエンザイムQ10: 細胞のエネルギー代謝をサポートし、疲労感を軽減
• L-カルニチン: 脂肪をエネルギーに変える際に必要な栄養素
• ビタミンB群: ミトコンドリアの働きを高め、エネルギー代謝をサポート
3.具体的な疲労回復法
HRV(心拍変動)トレーニング
自律神経のバランスを整えるための一つの方法が、HRV(心拍変動)トレーニングです。
HRVは心拍の間隔の変動を測る指標でいつもよりゆっくり呼吸をすることでHRVが上がり、身体(精神)が落ち着いた状態になります。
• ボックスブリージング(4-4-4-4呼吸法):4秒吸い、4秒止め、4秒吐き、4秒止める
• リラックスした状態を維持し、副交感神経を優位にする
→1日5〜10分を目安に、静かな場所で実施すると効果が高い
ストレッチで身体をリセットする
長時間のデスクワークや同じ姿勢を続けると、筋肉が固まり、疲労が溜まりやすくなります。
そんなときは、動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)を取り入れてみましょう。
特に、次のような簡単な動作で血流を改善することができます。
• 肩甲骨回し:腕を広げ、肩甲骨をぐるぐる回すことで肩や首のこりを解消
• 足首回し:座った状態で足首を回すことで、下半身のむくみや疲れを軽減
4.疲れにくい体を作るための長期戦略
疲労を防ぐための長期的な戦略として、
抗酸化物質を豊富に摂取し、
疲れにくい体質に変えることが重要です。
抗酸化物質は体内の活性酸素(疲労や老化の原因となる物質)を中和する働きがあります。
• ビタミンC: 柑橘類やピーマンなどに豊富に含まれ、免疫力もサポート
• ビタミンE: ナッツ類やアボカドに含まれ、細胞の酸化を防ぐ
• ポリフェノール: 緑茶やダークチョコレートなど、抗酸化力の高い食品を積極的に摂取
また、適度な運動を習慣にすることも効果的です。
運動は次のような役割を果たします。
• 酸化ストレスの軽減:
運動により体内の活性酸素が除去される
• ミトコンドリアの活性化:
軽い運動がミトコンドリアを刺激し、疲れにくい体を作る
• 気分のリフレッシュ:
適度な運動がエンドルフィンを分泌させ、ストレス軽減に役立つ
5.まとめ
疲労を溜め込まず、エネルギーに満ちた毎日を送るためには、アデノシンや自律神経、ミトコンドリアといった体内の仕組みを理解し、サポートすることが重要です。
今回ご紹介した方法を取り入れることで、
疲労を効果的に解消し、
活力ある日々を手に入れましょう。
これで街中で朝からハイタッチする人が増えたらトトの功績ですね!
身体の疲れが取れたら次はコレ↓↓
メンタルコントロールでストレスフリーの
ダイエットを実現します!