Chromebookが意外と便利だった話
現在、文部科学省が進めている「GIGAスクール構想」では、小中高等学校生徒が1人1台の端末を占有できる環境を整備することになっている。
修士課程までe-Learningシステム(教育工学)の研究をしていて、今もプログラミング教育に携わってるのもあって、GIGAスクール対象自治体で多く採用されている、Google Chromebookに興味津津で手に入れた。
学校で採用されているスペックに近いものが欲しかったので、RAMは標準的な4GBで充分。スマホ向けアプリ開発が業務の一つなので、Google Play Storeへの対応は必須。キーボードについては、デタッチャブルで標準ピッチでないSurface Pro7で懲りたので、コンバーチブルのフルキーボードで。
というわけでAcerのSpin 311、購入時価格は24,800円(税込)。
入手したのはUS配列のものだけど、一般的なPCのキートップが英大文字なのに対して、Chromebookでは英小文字になっている。
現在利用されているプログラミング言語の多くが小文字で書くことが多いので、プログラミング教育には小文字の方が都合がいいからだそうな。
ちなみに、いわゆるタッチタイピングをしていて、キートップをまじまじ見ることはないので、英小文字なことは後になって気づいた。
そういえば、小学生だった1984年頃に初めて覚えたBASIC(1964年開発)や、それより前からあるCOBOL(1960年発表)、FORTRAN(1958年完成)は、大文字表記が標準なのに、小文字が主になったのは、いつからなのだろうか?
現在のコンピュータ言語の多くに直接的間接的影響を及ぼしているC言語(1972年開発)が、通称「K&R」(邦訳: 「プログラミング言語C」)で普及したあたりからだろうか?
ところで、最近のChromebookは、Linuxが(ほぼ)デフォルトで使える。
1993年にSlackwareをCD-ROMからインストールしてたのからすると隔世の感。個人的には、Linuxメインで、ついでにChromeOSも動くという感じ…
LinuxなノートPCはごくたまに販売されるけど、マイナーなので割高だしスペック不足だしで興味はそそられない。Chromebookならコンテナなので完全なネイティブではないものの、標準的なシェルが使えるのは心地よい。
さらにVisualStudio CodeをインストールしてAndroidアプリ開発もできる(しないけど
あと、emacs派なので、そもそもVisualStudioはあまり使わない…(当然emacsもインストールできる
いずれにせよ、手元で試したいものがあればmacos(UNIX認証済)のMacbook Proを使うし、ヘビーなタスクはクラウドのサーバインスタンスにログインするので、手元にLinuxネイティブマシンが必須ということはない…
というわけでインストールしただけで満足して、そのまま放置かと思ったらそうでもなかった。
フルキーボードが付いてて、Androidタブレットとして使えて、Macbook Pro 15インチやSurface Pro 7より軽いので、Kindle本読んだり、調べ物をしたり、メモを取ったりするにはスペック的に十二分。ちょっと出かけて帰ってくるときなどに持ち歩くようになった。
というわけで、メインになるガッツリした機材があるなら、Chromebookは持ち歩き用にオススメ
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