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果糖と腸内環境

お久しぶりです、小林です。
ヘッダー画像はキーウィと一緒にキウイを食べる女の子のイラストです。

これから腸内環境について幾つか記事にしていこうと思います。
と言うもの、僕自身お腹が弱く長い期間悩んでいた事があります。

同じ悩みを抱えている方は非常に多く、解決へのヒントとなれば幸いです。

腸内環境の乱れというものは様々な要因により引き起こされ、その原因は千差万別です。

そんな中、今回は”果糖と腸内環境”について記事にしていきます。
最後まで目を通して頂けたら、嬉しいです。


炭水化物(糖質)の消化・吸収

炭水化物の消化・吸収は口腔内(口の中)における唾液から始まり、胃や小腸内でその作業が行われます。

摂取した炭水化物の構造が複雑になるほど、消化・吸収に要する時間も長くなります。


消化

「消化」は摂取した糖質を小腸で吸収され血中へと供給可能なかたちへ分解する過程の事を指します。

複雑な形態の糖質”複合糖質”(でんぷんやグリコーゲン)を二糖類、更に細かく単糖類へと分解し吸収可能なかたちへと変換していきます。



糖質の種類一覧

https://fufufu.rohto.co.jp/feature/39941/2/

ロート製薬株式会社

吸収

単糖類へと変換された炭水化物は小腸壁内へと取り込まれ、血中へ放出されます。

グルコースガラクトースは専用の※輸送体(SGLT1)により吸収されます。
※トラックのようなもの

一方、”フルクトース”(果糖)は
別の輸送体(GLUT5)によって吸収されます。


果糖を大量摂取した際の弊害

先ほどフルクトース(果糖)は他の単糖類とは別の輸送体
GLUT5によって吸収されると記述しました。

このGLUT5ですが発現量が少ない為、大量に摂取した際は
輸送・吸収能力を越え、小腸内に多くのフルクトースが留まる事になります。

結果として
小腸内の浸透圧が高まることで水分移動が生じ
膨満感下痢などの症状が現れる事があります。

上記の事から吸収されにくい糖質とも解釈することが可能です。


FODMAP

FODMAPとは小腸内で吸収されにくい糖質の略称で
フルクトース(果糖)もその内の一つです。

りんごや梨、ハチミツ、玉ねぎやニンニクがこれらに当てはまります。
僕は上記食材は全てお腹が受け付けません。意図的に摂取する事はゼロです。

摂取する場合も御座います。
彼女さんの手料理に上記食材が含まれている時です。
因みに彼女は居ません。故に摂取する機会はゼロです。

上記論文によると
IBS患者(過敏性腸症候群)が低FODMAP食を試している期間
膨満感、痛みが減少し機能的な胃腸症状を効果的に軽減した


との事でした。


まとめ

日常的に果糖を大量摂取する機会はあまり多くないと思いますが、
お腹の調子が悪い&果糖を大量に摂取している傾向がある方は
一度、疑ってみては如何でしょうか。

FODMAP食材に始まった事では無いですが
人にはそれぞれ合う・合わない食材が存在します。

体に良いと目にする機会が多い食材も貴方にとっては逆効果かも。

FODMAP食材一覧と検索して頂けると、他の食材も確認できますので是非。


僕が勝手に師事させて頂いているトレーナーさんが居ましてですね。
そのお方のブログが滅茶苦茶分かり易いし、知識レベルが異次元。
超次元に居ます。多分。

そのような有益かつ分かり易いブログ目指して頑張ります。


では!

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