僕の暮らしと働き方に季節を取り入れて生きていきたい。
「季節に合わせて暮らしたい」と思ったことがあった。たしか複業教員時代。
その時していたのは、カフェスタッフ、小学校の非常勤講師、オンライン家庭教師、NPOスタッフ。基本スケジュールが決まった仕事が多かった。
働く時間に影響されて生活リズムが決まってくる。朝の仕事があれば早起きするし、定期収入がほしくて仕事を固定するから一年を通して朝から働く。
そうして年中おなじ生活になる。
でも僕は寒い時期はゆっくり眠って朝遅く起きるし、暑くなると睡眠時間が短くても早朝に目が覚める。
眠さは残っていてもなんだか寝付けなくて、頭が動き出したのを逃したくなくてそのまま起きてしまう。
そんな僕には季節に合わせた暮らし方が良い。
季節に合わせて自分の過ごし方を変えられる暮らし方。そして働き方。
教員を経て、複業を経て、デンマーク留学をして、今。また巡ってきた夏。
「季節に合わせた暮らし方」に変えていこうと、そう考えているところです。
今の暮らし方と働き方
現在の僕の暮らしについて。
・毎月の収入は7.5万円あればOK。
・定期の仕事は一つだけ。時々イベント的な仕事が入る。
この2つの要素で今の暮らしができている。
だから基本的に余裕がある。毎日お昼寝も散歩もできる。ストレッチも読書もする。お誘いや相談には乗っかれる。
なのでこんなこともしています。
(Instagramでご覧ください)
今の生活について詳しくふれると、
・一緒に暮らしている方と「共用財布」を作っている。生活に必要な出費はそこから出す。生活費15万円を半分こ。毎月の収入は7.5万円あれば良い。税金もろもろ含めて9.5万円でOK。
・定期の仕事は教育系のリモートワークひとつ。週2回夕方から夜。毎月10万円弱の収入。
・少しは貯蓄があるので旅をしたりコンタクトレンズを買ったり、忘れていた税金があったり、突発的な支払いも対応できる。
・一年トータルで見ればイベント的な収入でその出費も回収される。
この形のよさは暮らしの自由度。
ちょっとパン屋さんに行こうか。暑いから軽めの食事で、代わりに回数を増やそう。今朝は早起きしたからお昼寝しよう。
そういう自由がある。仕事に合わせて暮らしを後に回さなくて良い。
仕事より暮らしを優先している。そうできるのが僕には良い。
今の暮らしでもう少し変えてみたいこと
とはいえもう少し収入があると余裕がもてる。仮に「月3万円プラス」とする。それが叶う方法を、暮らしの心地よさを壊さないように選びたい。
今現在は
・教育イベントづくりの仕事(基本オンライン、当日は現地)
をいただいている。
夏休みや春休みに働いてまとまった収入をいただく。
その金額を均せば「月3万円プラス」も実は叶っていると気付く。
ただ予定外の出費もあるから、やっぱり定期収入をもう少し上げておこうとは思う。生活費も無理なく楽しく抑えつつ。
収入を上げ過ぎると仕事が増える。すると一番大切なこの暮らしのゆとりが減る。そうならないよう、暮らしを守りながらほんのり収入を上げる。
暮らしやすさを保ちながらもっと暮らしやすくするために、変えることと変えないこと。
もう少し詳しく書いてみる。
何を残し、何を変えるか~仕事編~
季節労働を増やしたい。軽んじられやすいけど季節に合わせて暮らせる人間らしい働き方だ。暮らしの安定が確保できれば最高じゃないか。
教育じゃない分野に自分を広げていこう。
自分を固定したくない。もっと変わっていきたい。
自分の中に新しい風を吹かせたい。新しい刺激を取り込みたい。
今のところ自分の見られ方は「教育の人」。新しい分野とかけ算で広がると良い。そこに拓ける人生でまた面白いものが見えるはず。
できれば手仕事が良い。やるほど自分の力になる。季節労働との相性もよさそうだ。
これらが次の方向性。
今の暮らしと働き方ですでにお金は確保できている。ありがたい。
新しい仕事がお金に繋がらなくても良いということだ。お金が入らないから断らなくて良いということだ。金銭じゃないプラスでも良いということだ。
これくらいのスタンスでいよう。
もちろん収入になれば嬉しいけれど。
「最低限」を確保すれば自分の可能性は広がっていく。
自分がやらずにいられないことは何か、
人が生活に絶対に必要とするものは何か、
誰かの助けになるものは何か…
「仕事をつくる」にも色々な考え方がある。それらを実験してみたい。
「その地域で求められること、その地域に馴染むこと」という考え方が良いなと今は思っている。
僕なりの「経済」の考え方。やり取りに誰かを噛ませる。関わる人が増える。この考え方も試してみたい。
(だから僕を紹介してくださったら嬉しいんです。その方とあなたと僕とで三角形=経済が生まれるから)
リスクは低く抑えて可能性を最大化する。
定期支出があると定期収入を求めたくなる。
でも「季節収入の均し」もOKなら可能性は広がる。イベント収入が9万円なら「3か月分の3万円」と言える。
「季節労働の網目を細かくする」のも良い。毎月ごと季節労働をすれば実質的な定期収入。次の季節労働が決まっていれば安心する。
季節労働する月、しない月があっても良い。
色々な季節労働を経験できればそれも楽しい。経験値が爆上がり。僕はイベント作りに慣れているからそんな状況だって大丈夫。
仕事だけでもこれだけ可能性がある。暮らしについても考えてみる。
何を残し、何を変えるか~暮らし編~
季節に合わせて日課を変える。夏は思考系を午前中にもってくる。冬は温まった午後からにする。
歩いて図書館に行く日課は考える良い時間になる。家で考えたことを歩く時間で再起動して深めていく。この感じは自分に合う。
何度考えてもやっぱり思う。この良い形でいられるのは今の暮らしだからだ。
そう感じたときはちゃんと伝えよう。
田舎と呼ばれる地域に住んで季節労働をするとして、地域の集まりも大切にしよう。
毎週〇曜日はこれがあるから…と先に予定に入れておく。
こんなのあるよって誘われたならフットワーク軽く行ってみる。それがまだ見ぬ自分を拓く。
そうできるためにも、やっぱり働き方はゆったりが良い。自分の予定を増やし過ぎない。あわただしくなる時期があってもまた戻せるようにする。
他にもやりたいこと箇条書き。
・畑をやる。自分で食べるものは少しでも自分でつくる。一番の安心。一番のサバイバル力。
・コンポストをやる。お隣さんに「生ゴミを入れて良いですよ~」と声をかけて共用コンポスト。お互いゴミが減る。自分は堆肥が手に入る。お隣さんとも仲良くなれる。
・小さなソーラーパネルと蓄電器を買う。スマホとPCはまかなえる範囲で済ませる。家電も無理なく減らしてみたい。
・スモールハウスを作れるようになる。自分にできることを増やす。プロにお願いする部分を判断できるようになる。スモールハウスと介護リフォームを組み合わせたら面白そう。
・生き方ブレストを積み重ねる。何度も話して周波数が合う関係は大人になると減っていくから。気にかけて思い出してメッセージを送るような関係を築く。
暮らし方と働き方があいまって、自分の生活が描けてきた。
暮らしと仕事の選び方
仕事や環境で自分ができていく。
ここに書いた暮らしと働き方を選ぶことによって、あるいは選ばないことによって、僕はどんな人間になっていくのだろう。
仕事や環境で自分ができていく。
だから仕事選びは大切。長い時間を過ごして必ず影響されるから。初めに教員を選んだから今の僕がある。
同じように「どんな暮らし方をするか」が大事だ。その影響でまた自分ができていく。
季節を愛する穏やかな自分でいたいから、僕が選ぶのは季節に合わせた穏やかな暮らし。
今の暮らし方がいちばん好き。でもそれぞれの時期に良さがあった。その連なりがあって今この暮らし方をできている。
次の形も生まれるだろう。そうやって「今がいちばん」が更新されていけば良い。
これからだって楽しみだし人生その時々の楽しみを味わえば良い。
僕の今しばらくのテーマが「季節に合わせた暮らし方」だということ。
やってみた先に、その時なりの考えと必要性で、また変わっていこう。
新しい風を取り入れ続けて、暮らしを再設計し続けていこう。
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