まあ等価値等価値。それは『スマイル』も『スマイルあげない』も。一連の作業も完了したので高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』の感想を一年分くらい濫読してみた。~選り分けた中で見いだせた因習と共に追いかけてくる因循姑息を「ナンギ」だけだと思わずにアウトプットしながら、も時折「窶(やつ)す怒り」として表現するには。
まあ等価値等価値。それは『スマイル』も『スマイルあげない』も。
ってことで各々のMVベースでembedして、それらでもBGMにしながら
お読みください、って趣向で。
ホフ・ディランも参加してるんだし、今回は森七菜版で。
『スマイルあげない』はむろんあのちゃんで。
そろそろ春アニメも(『転スラ三期』あたりを除けば)、
終了ラッシュにはなるので『ゆる△キャン三期』が終わった辺りでぼちぼち夏の新番組をチェックする形にはなりそうですけど。
(まあ夏クールは『推しの子』二期みたいな視聴画定も
あれば(『サクナヒメ』も当確)まだ未知数なのとオデンペックの
不確定要素がどう悪さをするかわからないのがね)
ようやっとノート写経に落とし込む作業を一息にやって読みたがってた
親に渡せた。
興味としてはここからスタートしていて、ようやく読破出来たので、
改めてnote感想を濫読しているあたり。
やっとかな打ちが芥川賞を獲る時代になったのかと。
~受賞者のコラムで気を引いたのは~|torov
存外にゲストのツモり方がテレ東としては豪華で、「ミュージシャンが出たくなるような音楽番組」にはなっているらしい。「電電電波」のあのちゃんゲストで五月も末の「伊集院光と佐久間宣行の勝手にテレ東批評」。|torov
まずはここが一里塚か。
「おいしいごはんが食べられますように」ネタバレ豊富な偏見てんこ盛り解説|はんだあゆみ
私はこの本を「同調圧力に屈して生きるとはどういうことか」
という切り口で読むのが一番しっくりきた。
まあ登場人物の把握すら出来ず「二村」なる怪しげキャラ
を主軸に書いてた記事がこの濫読時における一番の論外でしたが
(同調圧力の恐怖が「食べること」と共に襲ってくる人は
二谷さん)。
(次がこの作品の惹句としてあまり適当とも言えない「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」を採用しているのに、主要登場
人物三人のうち一人を何故か「芹川さん」とミスリードして進めるヤツ
だなあ(料理は作るが片頭痛でいつも帰る会社で無敵の人なのは芦川さん)
そこミスリードする?の類でその後読む気が失せた)
そこを突破してかなり本質的なとこに刺さる感想が書けているのは
このあたりかなと。
弱さは、ときに最強の武器になってしまうと知る。~『おいしいごはんが食べられますように』著 高瀬隼子 を読んで~|トキちひろ
そんなことを淡々と進行させていく上で、この平易でかつかな打ちで
書かれたワードプロセッサ文体がじわじわと効いて来るんで、自ずと
ページをめくらせるのよ。
穏やかな日常は、一瞬にして変わることがある、と
体感した人たちは「こんなところ(まち)でこんなこと
(社畜)をしている場合じゃない」と動き出した。
まあその点でかな打ちしてる文章の乾燥している加減が
美味しそうなものを描いているようで乾ききってるように
見える文体にしてるのも、ある意味原作者高瀬隼子の意図
であり作為なのかな、ってくらいサラサラっとは読めるが、
突っかかると時折痛い。そんな小説でもある。
だから、ここの挙げられた箇所をさっきノート写経に一字
一句違いなく書き終えたな、がここにあるの不思議。
その窮屈で、しんどい状況を象徴するのが、二谷さんに
とっての「食べること」であり、それは逃げても追いかけて
くるのである。
いわゆる因循姑息は因習と共に追いかけてくる、であり
その象徴が忌避的でもある「食べること」なのはまた
『十二國記』の珠晶と同質でもある類の「ナンギ」でも
あると。
ま、「何を言いたいのかわからない」と下書きをこねくりまわすような泥水啜りには一生わからないよう「さまざまに窶(やつ)されている怒り」が
かな打ち文章で整然と並んでいるけど、深く知ろうとすればするほど痛い。
そんな小説の体裁が「芥川賞受賞」するだけの深みでもあり、これは
明らかに「これがなんで芥川賞に選ばれたのか難解じゃ」と言われた頃の
芥川賞受賞作では決してないことの良作である証なんだろうなと。
こんな時代もあった頃、から比べればね。
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