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【コラム】おやこでシミ対策

保育園栄養士のとろみです。

シミというと何となく大人の悩み?という印象がありますが、実はちがいます。こどもたちは皮膚細胞分裂盛んなため、遺伝子の変異が生じやすい時期でもあります。そのため、日焼けをすると、肉眼では見えないものの光老化への第一歩となり、20歳頃から皮膚に老化現象が現れ始めます。

子供の頃からの日焼け予防は、大人になってからの皮膚の老化予防のためにも重要です。そこで、今回はかぞくでシミ対策をテーマにしました。
参考になれば幸いです。

シミとは?

肌に黒色メラニンが過剰に累積し、肌が部分的に茶色に見える状態のことをいいます。黒色メラニンはシミの原因ですが、紫外線によるダメージから肌を守る働きを持っています。
肌が紫外線の刺激を受けると、チロシンと言うアミノ酸が活性化され、シミの原因であるメラニンに変化します。このメラニンが過剰に作られてしまい、表皮細胞に色素沈着することでシミがあらわれます。


シミは消える?

シミを簡単に消す方法はまだ開発されていません。
そのため、薄くなるためのアプローチを紹介します。

1、メラニンの生成を抑える
紫外線を浴びる頻度と時間を減らす

2、肌のターンオーバーを促しメラニンの排出
肌の代謝機能を正常に戻すため、生活習慣を見直す

3、メラニンの酸化を抑える
ビタミンCが有効


具体的なシミ対策

1、紫外線予防
日焼け止めクリームを塗る。UVケア効果のある化粧品を使用する。

2、シミに効く栄養素を取る
ビタミンC、ビタミンE、ビタミンAなど
ビタミンCは摂取してから1〜2時間後に血中濃度がピークになり、時間の経過とともに下がります。こまめに野菜などでビタミンを摂取することも大事です。ビタミンCには酸化したメラニンを無色に還元し、シミを薄くする作用があると考えられています。
ビタミンEはビタミンCと一緒に摂ることで効率よく摂取することができます。ビタミンEはビタミンCの働きを助ける効果が期待できます。
ビタミンAは肌を丈夫にする。抗酸化作用で紫外線ダメージを受けないように守る効果が期待できます。
シミに効く栄養素を含む食品としては、
トマト、ブロッコリー、ほうれん草、鮭、キウイ、かぼちゃ、小松菜、りんご、ピーマン、アボカド、アスパラガス、ゴーヤ、緑茶、酢など

3、規則正しい生活習慣
十分な睡眠、適度な運動を心がける
カフェインの摂りすぎ注意、ストレス注意

4、内服薬美白化粧品※大人向け

5、皮膚科※大人向け


いかがでしたでしょうか?
こどもの骨形成のためにも日光浴!と育ってきた方々は、こどもの日焼け止めに抵抗があると思います。しかしながら、1998年に母子手帳から「日光浴のすすめ」という記載がなくなり、むしろ子供の頃から紫外線対策が必要であることが常識となっています。
みなさんもおやこでシミ対策取り組んでみませんか?

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