パチンコ店勤務のありえない『クレーム』

みなさんこんにちは、僕たち夫婦は『うつ病』275日後には、自宅で稼ぐフリーランスになると宣言しているトモです。


昨日更新した、『ゾッ』とした体験から『ふっ切れた』の記事に、たくさんの温かいお言葉をいただけたこと、とても嬉しく思っています。本当にありがとうございます。

そして、昨日も大変ありがたいことに、サポートをいただくことができました。応援していただいている気持ちを忘れず、今日も自分のペースで楽しみながら前に進みます。この場を借りてお礼を伝えさせてください。ありがとうございました。

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先日、ふと思いました。そういえば僕は『クレーム対応』が得意だと。


僕は14年間パチンコ店に勤務をしているので、割と幅広い『クレーム』を対応してきており、ほとんど解決できなかったことはなく、クレームをいただいたお客様と仲良くなることも多くありました。


そのほとんどに含まれない、振り返って考えても、あのクレームは酷かったなぁ。。。と思う内容を、今日の記事で書きたいと思います。


※専門用語は省きますが、パチンコをしたことのないかたにとって、分かりにくかった場合は、コメントで教えてもらえると修正します!



お金が消えた


いまから10年以上前、僕はホールの責任者に昇格をさせていただき、慣れない業務に日々追われていました。


そのとき、少し強面のお客様に呼び止められます。


パチンコを打つために1万円を投入したのに、その1万円が消えた。一体どうしてくれるんだ。と。


パチンコ店の現金を取り扱う設備は、かなりセキュリティーが高く(内外の不正を防ぐため)投入したお金が消えることは『ほぼ100%』ありません。

※ほぼというのは僕が持っている知識だけなので、もしかすると古い設備のパチンコ店ではあるかもしれませんが。。。とても考えにくいです。


お金が消えたということは、投入口付近でお金が詰まっていることが、ほぼ100%なので、よくある対応だと思い、投入口付近を調べてみますが。。。どこを探しても1万円は見当たりません。


いままで対応したことのないケースなので、額から嫌な汗が流れてきます。


少し強面のお客様の表情が、『かなり強面』に変わり、口調も荒くなってきます。


ただ、事実確認ができないことには、1万円を返金することはできない。。。



どれだけ確認をしても。。。


かなり強面の口調が荒いお客様に事情を説明し、少しだけ待ってもらいます。


ですが、データで確認(セキュリティーのため、お金が投入されると3箇所でチェックしています。)をしても、1万円が入った事実はありません。


しかし、カメラで確認をすると。。。



お金を入れているような素振りが見えます。(素振りだけで、お金かどうかはわかりません)



その調べている間も、スタッフさんから『お客様がすごく怒ってますーー』と報告を受けます。


嫌な汗を拭いながら、頭を振り絞って考えます。


お客様はお金を入れたかもしれない。けど、入れた事実の確認が取れない。だから今の状況でお返しすることはできない。もし飲み込まれていたとしたら、閉店後(最後にお金の集計をして、データと現金を全て合わせます)に確実にわかる。


お客様には、閉店後の確認になると伝えるしかない。。。(怖いよぉ)



そして、意を決してお客様に、閉店後の確認になると伝えます。


すると、お客様は、まるで『般若』のような表情になり、怒鳴り声で言われます。



『あの1万円は、今日支払いをするお金で、無いと困るんじゃーー!!』



僕の頭に『???』が浮かびます。えーっと、1万円は支払いで必要なのはわかりましたが、その1万円でパチンコを打たれようとしていましたよね。と伝えましたが。。。



いまは時間がないから、後でこの事務所に来いと名刺を渡されます。


そして、般若の顔をしたお客様は一旦帰って行かれました。。。



なんとそこは


僕の上司2人に事情を説明すると、警察OB(会社に勤務しておられました)と一緒に行って来いと司令を受けます。(えぇ!!上司2人は一緒に来てくれないんですか!!という気持ちは、そっと置いておきました)


そして、警察OBと一緒に指定された場所に到着し、なかに案内をされると。。。



なんだかTVで見たことがあるような、壁に飾ってある大きな絵、一段と大きいソファー、異常に大きいガラス製の灰皿がある事務所に通されます。(そう、あんな感じです笑)


般若のような顔をしたお客様が開口一番、『金は持って来たんか?』と言われます。


ですが、警察OBが過去の身分を明かしながら、いまお金を返すことができないと説明をすると。。。


般若のような顔から、少し強面のお客様に戻り。。。



『もう1万円はいらん!ここまで来た駄賃だ!取っておけ!』と言われ、帰ることになりました。



これほど、警察OBの方がカッコよく見えた日はなく、同時に上司2人への疑惑の目はより一層強くなりましたが。(上司2人はしばらくして会社を去りました)



そして、閉店後、何も問題はなく(データ上も現金も)お客様が『お金』を取ろうとしたことが分かった瞬間でもありました。


いまその事務所は別の会社になっておりますが、通るたびにその記憶が蘇ります。


これが僕の14年間で1度だけ経験した、ありえない『クレーム』の一つです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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