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同一「ポスト」同一賃金にするのも一案なのです。
昨日、「同一労働同一賃金」を実現するにあたって、まず「同一労働」を規定するのが大変難しいことなのではないか、ということを書いた。
その上で、ではどうすれば元々の問題意識を解決することができるだろうか。
本当の目的は、同一労働をうまく判定することではなく、少なくとも一つの企業において従業員に公平性と納得性のある賃金を適正に分配することである。
そのように考えた場合、例えば同一「ポスト」に同一賃金を渡すのはどうだろうか。
つまり、賃金を「労働量(時間)」で測るのではなく、「責任権限」で測る、ということだ。
責任権限が同一の従業員に対しては、同等の賃金が支払われるようにする。
しかし、書きながらその反論を思いついてしまったが、それだと結局、仕事量による格差は生まれてしまうかもしれない。
権限は同一でも、その案件の数は異なる可能性があり、ある人は多大な仕事に忙殺される一方で、別の人は同一の賃金を得ながら少ない案件をこなすことになる可能性も無いとは言えない。
しかも、そもそもこうした考え方は管理職に対して適用されそうで、一般従業員に対して適用するにも、そもそも権限がない、という言い方もできそうだ。
とすると、それらのいいとこ取りはできるかもしれない。つまり、賃金を「労働量」と「責任権限」の2つの指標で測る、ということだ。
同一の権限を持つポストに就いた人間にはベースとなる固定給を支払い、そのさらに上乗せ分として、労働量・案件量に応じた額を個人の成果に応じて支払う。
これでうまくいくだろうか?と、いろいろ勝手に考えてはいるが、おそらく企業人事の世界では私が考えているよりももっとうまいやり方が開発されているはずだ。
でも、こうしてああでもないこうでもないと、いろんなパターンを考えているのが、私にとっては楽しいのだ。
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