男が家事を好きでもいいじゃないか。
「スープより、パパのお弁当がいいなぁ」
手をつなぎながら歩く娘が言った。
娘が通う幼稚園は、週に1日だけスープの日がある。それぞれが家にある野菜を持ち寄って、それを先生たちがスープにしてくれるのだ。
野菜がキライな娘にしてみたらそれは、ただ野菜スープが嫌だ、というだけのことかもしれない。
それでも、ぼくは本当にうれしかった。
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ぼくは家事そのものが、好きなんだと思う。家事をすることが、というよりは「家事」という営みそのものをとても大切なことと思っている。 だから、