ダイエットニュートリション基本講座【脂質編】vol.188
2023.6.8 (木)vol.188
Let's do it.
本日もお疲れ様です。
TOMBLACK代表の山本です😁
岡山県津山市にてPersonal Training Studioを経営しております。
【身体作りというトレーニングをツールとして、
Quality of Life人生の質を高める場所と空間を届ける事をビジョンに掲げています】
さて、
今日は意外と邪魔もの扱いされがちな
脂肪ですが、
・そもそも脂肪とは何か?
・どんな役割があるのか?
ここを少しだけ理解しておくだけでも
脂肪に対してのイメージも変わってくるかと思いますし、
ダイエットやBody makeの手助けにつながるかと思っています。
ダイエットをする方トレーニングをする方はプロテインや、タンパク質、アミノ酸といった言葉よく聞かれるかと思います。
これらって、
そもそも、アミノ酸がたくさん集まった集合体がタンパク質となりますから、
それと、同じように脂肪も
脂肪”酸”がたくさん集まると「脂肪」としてできているわけであります。
【脂肪とは、どのような組み合わせで成り立つのか?】
【脂肪酸】
【グリセロール】
この組み合わせで脂肪が成り立つわけであります。
ちなみに
普段から僕自身、ダイエットしてる方にとって、
「脂肪とは【中性脂肪】と言うふうに覚えていただいて結構です。」
と言うふうに、
過去のノートの記事でも発信したことがありますが、
先ほど登場したこのグリセロールという分子が、
アルカリ
でもありますので、
このアルカリと
脂肪酸、その名の通り「酸」でありますが
これは、小学校の理科の授業で習ったリトマス紙の実験を思い出すと、
「酸性」と「アルカリ性」のものが
くっつくと、
中性になります。
よく
「中性脂肪」
と呼ばれる理由はここにあります。
そして次に脂肪酸の種類についてまとめていきたいと思います。
【脂肪酸の種類】
脂肪酸は大きく2つに分類されます。
これは皆さんもいちどはお聞きになったことがあるかもしれませんね☺️✨
【飽和脂肪酸】
【不飽和脂肪酸】
この2つであります。
イメージしやすいために
これらを食材としてピックアップしてみると
①飽和脂肪酸
簡単に言うと、動物性脂肪の多いものであり
お肉の脂身や牛脂、バターが該当します。
一方で
②不飽和脂肪酸
こちらも簡単に言うと
植物性脂肪の多いもので、
これは言うまでもなく、魚介類や大豆、植物、脂が該当します。
この辺はなんとなくでも1度は聞いたことがあるのではないかと思いますが?
そもそも飽和って何??と言うところも確認しておきたいかなと思います。
飽和とは??
・最大限
逆に、
不飽和の状態は??
・不足していたり
・ゆとりがある
そんな風に解釈されたりします。
なので、飽和脂肪酸と言うのは
小さな分子たちがすべてくっついていて”上限”に達している。
そんな種類であります。
逆に、不飽和脂肪酸とは
小さな分子たちはいくつかくっついたいるが
まだ余裕があり、完全に飽和していない、
分子自体にもまだゆとりがある。そんな構造しております。
少し専門的な話をしてしまいましたが
話を戻すと、
さらにこの不飽和脂肪酸に関しては
さらに3つの
【酸】
に分類することができます。
こちらもいちどは耳にしたことがあるかもしれませんね💡
①オメガ3(αリノレン酸)
こちらはよくダイエットブームや健康志向が高まる中で、スーパーなどでもよく見かける
DHA(ドコサヘキサエン酸)
EPA(エイコサペンタエン酸)
背びれが多い青魚に多く含まれている脂肪酸であります。
マグロ、サバ、さんま、などが該当しますね💡
②オメガ6(リノール酸)
よくサプリメントで【CLA】と見かけたりするサプリはここに該当しますね。
働きとしては、
脂肪エネルギーへ変えるように促したり、
代謝を高める働きなどもあります。
③オメガ9 (オレイン酸)
オリーブオイルなどをスーパーで買うときに
オレイン酸ってパッケージを見た事はありませんか??
これが3つを食事の中でどう向き合うか??
ここは、あくまでダイエットやBody makeに取り組まれる。方に向けてパーソナルトレーナー目線で、ボディデザイナー目線で
ざっくり簡単にまとめると?
①オメガ3
→意識的に取る
②オメガ6
→体内で合成はほとんど作られないので、食事やサプリメントから取る必要があるが、取りすぎには注意!
③オメガ9
→オメガ3ほどではないが、こちらも意識的に取る
それでは、最後に脂肪の役割についてまとめていきたいと思います。
※なお、皆さんが気になる、どのようにしたら、脂肪が合成されたり、体脂肪になるメカニズムについては少しボリュームが多いので、明日の記事で2回にわたってまとめたいと思います。
【脂肪の役割】
脂肪の役割としては、大きく3つに分類することができます。
①効率の良いエネルギー源
②細胞膜やホルモンの材料
③脂溶性ビタミンの吸収をサポート
じゃあそれぞれ1つずつ見ていきましょう💡
①効率のエネルギー源とは??
脂肪とは、ダイエットにおいては、邪魔なものと悪者扱いされがちですが、1グラムで9カロリーと、
たったこれだけの少量でも、大きなエネルギーを確保できる点が特徴であります。
これは、タンパク質や炭水化物の約2倍のエネルギーといえます。
そう考えると凄いですよね✨
ただし
エネルギー量も多いため
消費できずに、体内で余ってしまうと、
これがまさに、中性脂肪として蓄えられて
備蓄用のエネルギーとなってしまいます。
また、これら体脂肪となったものは、
体温の維持
内臓衝撃から守る
といった役割もあります。
②細胞膜やホルモンの材料
人間の体とは、約33兆の細胞で作られていますが、これら細胞一つ一つが細胞膜と言うものに覆われており
この細胞膜と言うのは、
非常に優秀であり
いわば入国審査官のようなものです。
細胞の中に必要なものは取り入れ
不必要なものは入れないようにするのが、
この細胞膜の役割であります。
そして、この細胞膜の重要な物質の代表格が
コレステロールであり、
脂肪がコレステロールの材料になっているんですね。
コレステロール=体に良くないもの。
イメージを持っている方は
ここで、体にとって必要な役割として押さえておきましょう✨
③脂溶性ビタミンの吸収をサポート
そもそも、
脂溶性ビタミンとは
これも皆さん1度は聞いた事がある
・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンE
・ビタミンK
これら4つが該当します。
よろしければ、昨日のInstagramの記事ほうに保存版【ビタミン大全】としてまとめてあるのがあるので、よろしければこちらも参考にしてみてください。
そもそも、脂肪の消化に必要なのが、胆汁であり、この胆汁の材料になるのがコレステロールであります。
つまり、ダイエットやBody makeにおいても
体作りやダイエットで体脂肪落としたい方も
脂肪と言うのは、完全にゼロにしたり、極端に減らしすぎると、
脂肪の消化に必要な材料が作られないので
結果的に代謝を下げる形になってしまいます。
また、脂肪には、代謝を高める
【褐色脂肪細胞】と言うのも存在し、
これは、その名の通り、
茶色の色をした脂肪細胞であり
いわゆる体脂肪(中性脂肪)たちを
分解して、燃焼して、
エネルギーに変えると言う
働きがあるので
トレーニングでも、
ダイエットをされる方には、この褐色細胞が多くある場所、しっかりトレーニングで燃やしましょうとよく言われるのはここに理由があります!
ということでいかがだったでしょうか?
本日は少し地味なテーマで
やや複雑な内容が多かったかもしれませんが
ただ、基礎的な部分年はとても大切なポイントであり、
これら知識をつけていくうちに
大きく体作りにも役立っていくと考えています。
ということで、明日は体脂肪になるメカニズムや
その体脂肪がどうやって燃焼するか?
といった内容についてまとめていきたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました😊
それではまた明日✨
TOMBLACK山本