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24.8.2-24.8.4

24.8.2
G・ガルシア・マルケス「ガルシア・マルケス『東欧』を行く」引き続き。辛辣ぎみな旅行ルポルタージュで、東ベルリンに行き、ボソボソと食事をする人たちを見て連れが「かわいそうな人達ね」などと言ってみたりする。
書かれている情景は確かにかわいそうな感じで、そう言いたくなる気持ちは分かる気もするが、自分の国に来られてそんなこと言われたらはったおしてやるところである(比喩)。
とはいえ、面白くてどんどん読む。
(※読み終えての感想。旅行記のつもりで読み始めたけど、そもそも社会主義国を巡るという主題のあるルポ旅行、ということもあり、どちらかというとシニカルな目線の描写が多い)

阿部卓也「杉浦康平と写植の時代 光学技術と日本語デザイン」読み。精緻に編まれた本。
最後の最後、作品「星の本」への最新のAmazonレビューの引用で締めくくられるが、内容が内容なので、何か凄く強烈な読後感になっている。何かを一生懸命作ったその後がある、時代は変わる、と容赦なく突きつけられて終わる。著者がそのレビューへの意見を何一つ書いていないのにもいろんな余韻がある。

いつの間にか夏休みに突入していたらしく、子どもの姿が多い。後ろから会話をしている親の声がし、内容から2組の家族かなと思っていたら、片方は母親と子ども2人の乗ったチャリだったが、もう片方は1人で会話をしている1人乗りのチャリだった。でもどちらも何かほのぼのと幸せそうだった。

24.8.4
絵、描き、食い、読書し、飲み、散歩し、プール習慣をつけようか迷い、水着の値段に唸り、またはサウナ習慣をつけるか迷い、銭湯の値段をかんがみ却下し、帰り、食い、飲み、寝。

〈短歌を作ってみるコーナー〉
ジョージ・クルーニーの不在に気づく 入るニュースサイトを決めあぐねて7ヶ月

尾崎放哉と尾形亀之助の本 散歩して遠くに見える建物

人の通らない廊下の液晶に映るアンパンマン ショッピングモール

〈尊敬している歌人〉
※短歌あんまり詳しくない。詩人は含まない
佐クマサトシ、尾崎放哉(まだ読み始め)

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