難病のキッズクリエイターYURINAデザイン、世界にひとつだけのフェアトレードコーヒーをクリスマスに発売
東京おでかけプロジェクトの取り組みについて
こんにちは!東京おでかけプロジェクトです。
世界で1番赤ちゃんが安全に生まれる国、日本。※ユニセフ報告書『Every Child ALIVE』より(https://www.unicef.or.jp/news/2018/0023.html)
でも、医療技術の進歩によって救える命が増えると同時に、医療的ケアを日常的に必要とする「医療的ケア児」と呼ばれる子ども達や、病気や障害のある子どもが日本では増えています。
「呼吸器等の医療的ケアが必要だと、アラーム音が鳴ったり周りの目が気になっておでかけしづらい」
そんな子どもの現状とともに、ご家族も24時間365日、休む間もなく自宅や病院でケアに追われ、十分な睡眠をとることができなかったり、キャリアを諦めているのが実情です。
もっとご家族で安心しておでかけできる場所が街に増えたら。街に仲間が増えたら。
もっと親御さんたちも、子どもから離れて気軽に「リフレッシュ」できる機会があったら。
そんな想いから、東京おでかけプロジェクトではご家族向けに”はじめて”のおでかけを応援したり、親御さん向けに”わたし”に戻る時間を提供したり。
これまで神保町のブックハウスカフェや六本木の文喫、ROSEGALLERY銀座や資生堂パーラー、京都の仁和寺、佐賀の武雄図書館など。全国の素敵な場所をお借りして、計33回、のべ904名の方々に心躍るひとときを提供してきました。
なぜ、売上げの一部が寄付になるフェアトレードコーヒーを売るのか?
きっかけは、一緒におでかけした難病(先天性ミオパチー)の女の子との出逢い
医療的ケアを日常的に必要とする「医療的ケア児」といっても、状態はさまざま。
昨年の夏、私たちは先天性ミオパチーという筋肉の難病疾患と呼吸器による医療的ケアが必要な古川結莉奈(ふるかわゆりな)さん11歳と出会いました。
「本屋さんに来たの、はじめて!」
学生おでかけサポーターと大好きな宇宙や星空、アイドルの本を探す結莉奈さん。
自分の力で身体を動かすことがほとんどできないといいますが、ふだんから小さな声や指、視線入力を上手に使う結莉奈さんと、自由な発想で一緒に本屋さんを楽しみました。
結莉奈さんの描いた詩と画
好奇心旺盛でユーモアたっぷりの結莉奈さん。
このとき、「はじめまして」とお手製の名刺カードをいただきました。
そこには結莉奈さんらしい感性で書かれた詩と画のデザインが。
『よつばのクローバーがみつからないのは かえりたくないからかもしれない
おはなばたけに あそびにいっちゃった みずいろのおはなばたけ』
なんてかわいいんだ!と一目惚れした東京おでかけプロジェクトメンバー。
そのころから何かコラボできないか?そのときを待ち続けていたのでした。
今回実現した世界に1つだけのオリジナルフェアトレードコーヒー
東京おでかけプロジェクトの活動も今年に入り5年目を迎え、計33回のイベント開催、のべ904名の方にこれまでご参加いただきました。
東京おでかけプロジェクトの活動は、「どんな病気や障害がある方も、診断のない方も、そしてそのご家族もおでかけイベントに参加してほしい」という想いから、医療や福祉の制度を使わずに、みなさまのあたたかいご寄付により運営しています。
12月は寄付月間、そして東京おでかけプロジェクトの5周年。
ぜひ結莉奈さんとオリジナル商品をつくりたい。そんな想いから実現したのが今回の世界にひとつだけのオリジナルフェアトレードコーヒーです。
今後、この取り組みは結莉奈さんのようなお子さんたちのお仕事体験の場にもなっていけばとも思っています。
寄付付きフェアトレードコーヒーの販売について
当団体へ3,000円以上のご寄付をしてくださる方向けに、3袋が1つのセットになった限定100セットを、2024年12月23日から東京おでかけプロジェクトECショップ「STORES」にて販売を開始いたします。東京おでかけプロジェクトロゴデザインのボックス付きなので、ボックス付きでギフトとしてだれか大切な方に贈るのも、個包装になったコーヒーを小分けにして贈るのもおすすめです。
リリース
ECショップ「STORES」販売サイト
https://tokyoodekakeproject.stores.jp/
さいごに
今後も継続的に活動を運営するため、東京おでかけプロジェクトでは、年間を通して寄付を募集しております。
医療や福祉の制度では、お子さんの病気や障害の種別、診断の有無、年齢によって対象にならない方もいるのですが、どんな方にも気軽にご参加いただきたいという想いから寄付での運営を行っています。
ご寄付いただける方は、いずれかの方法でぜひお願い致します。
◆振込み口座
三井住友銀行 中野支店 普通4994025
三菱UFJ銀行 中野駅前支店 普通 0576715
◆クレジットカード決済・グッズ購入・マンスリーサポートによる寄付
◆「WeWard」アプリで歩いて寄付する
※紹介コード「YUM+-iygPQ」をぜひご利用ください
Special Thanks
キッズクリエイターYURINAデザイン
世界にひとつだけのオリジナルコーヒープロジェクト SUPPOTERS
撮影:吉澤 健太
■特別協力
すくすくハウス統括施設長 大久保夏樹さん
千葉県柏市で、医療的ケアや障害がある方向けの福祉サービスを提供する「すくすくハウス」を運営しています。すくすくハウスで働く就労チームのみんなと、このコーヒー制作に携われたことを嬉しく思います。おいしいコーヒーで ホッと一息つく時間が、ママやパパ、そして子どもたちの笑顔につながりますように。
https://sukusukuhouse.net/
アートディレクター 柿沼智恵さん
「つながる視点、つづく物語をデザインに」をテーマに、東京おでかけプロジェクトのアートディレクションを担当しています。結莉奈ちゃんの詩とコーヒーを通して、笑顔がたくさん生まれますよう願っています。
https://archie-inc.jp/
■法人サポーター
WeWard、(株)HITOMINA
■マンスリーサポータ―
永島崇子 / 山田豊久 / 山田由美 / 匿名1名
(順不同・敬称略)