![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59223375/rectangle_large_type_2_1b85e651dea73d7ca51431ddecb936d6.jpeg?width=1200)
負けっぱなしの私の人生でも変えられるかもと思える映画に出会いました
人生を諦めている人、自分を変えたいと思っている人に観て欲しい!
そんな人達に勇気をくれる映画「百円の恋」
”社会から外れてしまった”人でも這い上がることができる。
でも自分自身に勝つための闘いはとても痛い。
だからこそ「呆れるほど、痛かった」という言葉にそれが凝縮されていると思う。
(C) 2021 GYAO Corporation
もしかしたら冒頭の主人公の一子(安藤サクラ)はどうせ自分を変えることはできない。這い上がることもできないと思っていたのかもしれない。
一子が感じていたであろうどうすることもできない自分自身への怒り、
初めて男の人に優しくされた時の嬉しさ、
恋愛とも言えないような、分からないからこその不器用さ。
それでも一子がボクシングを通して、
自分に打ち勝つための闘いをした時に見えた景色とは。
あらすじ
主人公の一子(安藤さくら)は32歳で仕事もせず、
実家で自堕落な生活を送っていた。
そんな時、離婚した妹が不登校気味の息子を連れて実家に戻ってくる。
そして些細なことで妹と大げんか。
その出来事をきっかけに一子は勢いで家を出て、
一人暮らしと100円ショップで深夜のバイトを始める。
(C) 東映ビデオ
社会の底辺と呼ばれる心に闇を抱えた人たちが集まる100円ショップで働く中、
ボクサーの狩野(新井浩文)と出会い、次第に距離が縮まっていく。
恋愛と言えるかも分からないような不器用な恋、
決して許されるべきではない出来事など家を出なければしなかったであろう経験を通して、一子の中で何かが変わり、本気でボクシングを始める。
(C) 東映ビデオ
個人的感想
とにかくなんと言ってもまず、安藤サクラさんの体当たりの演技の凄みたるや!
冒頭の自堕落な体型と後半のボクシングにのめり込んでいった時の体型の仕上がり具合。まるで別人。この体型は短期間で仕上げたそう。脇を固める役者さんもリアリティがありすぎる。役者さんの本気って凄すぎ。。
そしてより映画の世界観を映し出す主題歌の「百八円の恋」の歌詞の表現力。
とにかく個人的には心を引っ張られる映画!
(C) 東映ビデオ
一子の気持ちもボクサーの狩野のどうすることもできない虚しさや、
やるせない気持ち。だからこそ一生懸命な人を見ることにつらさを感じて、
半ば八つ当たりのように雑に扱って逃げてしまうような様子。
個人的には今のどうしようもない自分とリンクしてしまって、
わかるわかるって(笑)
この負け続けてきた私でも自分に打ち勝つための闘いってできるのかな?
きっとものすごく痛いに違いない。
だって自分を変えるための闘いや変わるという覚悟を背負えるえるのは、
結局自分しかできないから。
でも逃げずに立ち向かって、本気で闘って、苦しみ抜いたその先には、
負け続けてきた自分の人生でもなにか希望のようなものが見えるんじゃないか。
そう思わせてくれるからこそ、自分を変える勇気が欲しい人、
自分はダメだと思っている人、人生のどん底だって思っている人には是非観てほしい心揺さぶられる映画だなと思いました!