それでは今日も尾崎紅葉の『二人比丘尼色懺悔』を読んでいきたいと思います。
今日からいよいよ物語の本文へと入りたいと思います。
仏前に供える水を「閼伽水[アカミズ]」といい、それをくみ入れて持ち運ぶための手桶が「閼伽桶」です。
壁の中間から下の部分に、上とは違う仕上げ材を張ることを腰張りといいます。腰張りは、張替することが前提で、張替の際に剥がれやすいように、布海苔とでんぷん糊を調節して張り込みをします。一度使用した和紙のことを「反古紙[ホグシ]」といい、これを漉き返しすることなく文字が入った和紙をそのまま腰張りの紙に使用した壁を「反古張」といいます。
ということで、この続きは……
また明日、近代でお会いしましょう!