それでは今日も山田美妙の『明治文壇叢話』を読んでいきたいと思います。
美妙は、徳富蘇峰・森田思軒・朝比奈知泉の三氏から、「文学会を組織しよう」という手紙をもらい、1888年9月8日、芝公園の三緑亭へと赴きます。午後五時半、出席の第一番は依田學海、依田は時間を間違えない性格のようで、会の集まりには誰よりも早く来るみたいで…。その後、続々と、坪内逍遥や森田思軒など、総勢11人が集まります。
土方子爵とは、第1次伊藤内閣で農商務大臣を務めた土方久元(1833-1918)のことです。「日本演芸協会」は、#600でも少しだけ紹介しました1886(明治19)年結成の「演劇改良会」の後進組織で、1888(明治21)年に演劇矯風会に改称、さらに翌年の1889(明治22)年に日本演芸協会へと改称されます。
『いちご姫』は山田美妙の代表作です。今回、読むのをスルーしたんですけど、やっぱり読んだほうがいいのかなぁ~
音声が香ばしいっていい表現ですね!
絃歌は、琴・三味線などを弾き、歌をうたうことです。森鷗外はやっぱり真面目な男なんですね…いや、真面目でも、人が集まる席で盛り上げ役に徹することができる人もいますからね…
ということで、この続きは…
また明日、近代でお会いしましょう!