それでは今日も幸田露伴の『五重塔』を読んでいきたいと思います。
今日から「その三十」に入ります!それでは早速読んでいきましょう!
『五重塔』は1891(明治24)11月から連載されますが、その二年前の1889(明治22)年、遠いベルリンの地で、北里柴三郎(1853-1931)がコッホ研究所において、破傷風菌の純粋培養に世界で初めて成功し、翌年の1890(明治23)年には破傷風菌の毒素に対する抗体を発見します。
破土竃とは、ひび割れた土のかまど、羽虧け釜とは、端の欠けた釜のことです。
ということで、この続きは……
また明日、近代でお会いしましょう!