それでは今日も山田美妙の『花ぐるま』を読んでいきたいと思います。
第十回は、お梅さんが梅の枝を持って、兄であり力造さんの学校の教師である杉田素清の家を訪ねるところから始まります。お梅さんが、杉田先生に「来間力造という人をご存知?」と尋ねます。
この「嘘でしょう?」という言い方も、いつから使われているのか気になっていたんですけど、明治時代から使われているんですね。
美佐雄は、お梅さんのお見合い相手ですね。
無言の「口無し」と、植物の「梔子」を掛けているわけですね。八重山吹は、種子が出来ない園芸品種です。
というところで、第十回が終了します!
第十回も短かったですね。
さっそく第十一回へと移りたいのですが…
それはまた明日、近代でお会いしましょう!