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日記・雑記『ハルモニア』

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日記と雑記をまとめています。 拗らせているのでご注意くださいね。
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#日記

てきとうにつぐ話

10月XX日インターンの学生を迎えて仕事 前日に「適当な作業を適当にさせておいてくれ」 と上司から申し送られる。 上司はいつも「いいかげん」を「適当」と言う あいにく私の仕事にそんなものは無い。 学生さん達を目の前にして今日の仕事を伝える時に 「どうでもいい仕事なのですが」とは言えない。 どんな仕事をしてみたいか尋ねてみると 「色々な所で働いた先輩の記録を確認したときに  特に説明なく単純作業ばかりをやらされていて」 (それであなたはどうなんです?)と目で聞かれる 結

みずにはすまない話。

見なければすむはずだった内面の海に静かに燻った炭 9月27日   読書、マラソン、水泳、弓道、バイク(諸々異論はあると思う、ごめんなさい。)長続きする「私の好きなこと」は必ず自己完結が出来る。とりわけ水の音だけを聞いて前に進めばいい、自分の好きなタイミングでやめてたっていい水泳が私はとても好きだ。  図書館の本を返却するついでに併設されているプールに立ち寄った。平日の朝なら誰も居ないだろうと思っていたが、予想に反しレーンが埋まるくらい人が居る。帰ろうか悩んでいると「私は疲れ

うま/もれる話

産ま(埋も)れては苦しいからと取り上げてくれる あなたはいつも正しい 9月9日 誕生日は大切な人が亡くなるから不安になる。 「誕生日に親族が亡くなると自分だけの神様になってくれるんだよ」と言われたことがある。お陰様で幼少期のあの頃から私の世界に神様は居ないし、要らない。苦しい苦しいの語呂合わせと相まって自分は生まれてこなければ良かったと言われているようで、存在意義を取り上げられたようで、何度目かの「誕生日の火葬場」で真剣に悩んだ。思い返すと子供の頃から私は暗い。 そん

しょかん(の話)

弛緩させ私感正して然るべき場所に捨て去れその既視感を 8月21日〜23日 弦を無理に張って中らない矢を 何本も何本も的に向かって放っているような日々が続く 理由の無い疲労感を覚える 社会的な役割としての自分は機能をしているが 個人としての色々が、内面が、疲れている その自覚があるせいか空元気で動きさらに疲れている 分かりやすい負のスパイラルに陥っている この文章も、この気分も既視感が酷い 気を張らず形を整えず 形に拘らず数日の出来事を つらつらと書いて放出してしまおう

ば/けものの話

本日の一首は特にありません そんな気分じゃない時もある。 5月30日深夜〜31日未明 県下に大雨注意報 降り止まない豪雨の音を聞きながら『羊たちの沈黙』の 移送されたレクターとクラリスの会話シーンを延々と眺める 警官と囚人の立場が逆転するような どちらが檻に入っているのか分からなくなるカメラワーク 歪な師弟関係が鮮明に描写されるこのシーンがとても好きだ。 恩師が人を試すような人間だったからなのだろうか。 色々なことを考えて頭がパンクしそうな時 かなりの頻度でこのシーン

こどくの話

異常な人(extraordinary people)よ笑顔でいてね、みんな孤独普通だ 5月19日小雨から曇りへ  いつもより早く目覚め昨日食事の支度を済ませる。軽く体を動かし出勤。昨日から続いている漠然とした考え事が今朝も続いて弁当を忘れる。仕事は順調なので特に記載することもなく、夜も平和だ。平和であれば平和であるほど漠然と考えこんでしまう。楽しい週末のために早々にケリをつけよう。 問い「孤独は人を蝕むか」  どうしてこんな答えのないことを延々と考えているか、きっかけ

愛/情/熱の話

口内を刺すことのない三十二身分 この水菜は愛だわ 5月16日晴れ 変わらず寝不足  昨夜は打ち合わせを済ませてスペースの録音を聴きネプリを拝読。「人と自分を比べない」のが長所だと自負しているが、こうも手を伸ばせば応えてくれる方々のレベルが高いと内省を拗らせて自分の存在意義まで問いたくなる。結局今朝の1〜2時間椅子で眠り起床、筋トレ。  昼に弁当に入れた水菜のサイズを16分の1から32分の1に変えたお礼を言われる。  お礼だなんて。むしろこんな事にすら気付かなくて申し訳

私(詩)情の話

四つ脚で走れはしない胸の中種火を一つ抱えて生きる 5月15日晴れ 寝不足 妻曰く「もう無いってば!!」と叫んで起床。 キャラ設定でも何でもなく起床した後5〜10分は記憶の無い日がある。こんなふうに寝言を言う日がまさに「そういった日」で、こうなると起きられない。案の定遅刻寸前で目覚める。焦りながら急いで支度をして筋トレと調理を省きいつも通り出社する。 昨日の今日でこの有り様では格好が悪すぎて死ぬに死に切れない。 車の中で「何が無くなったのだろう」と考える(フリをしている)

私(仕)事の話

私の事ではないと言えるほど若くはないしもう弱くない 5月14日曇り 午後からの仕事 未明に体調が回復したので仕事の用意をし、SNSにリアクションを下さった方々のアカウントやタイムラインを眺める。色々な方が様々な手法で言葉について考えている。同じ波長で物事を考え、同じ言葉の使い方をする誰かがもしこの世の中に存在するのなら会ってみたい。 そんなことを考えながら朝まで眠る。 娘達の「母の日おめでとう」妻の「おめでとうじゃないんだわ」というやり取りを聞いて起床。家庭事情に色々あ

線引きが難しい

ここからはお断りだと蹴落とされ天気図にすら気圧されている 5月12日夜〜5月13日雨 休日 昨晩の気圧の急降下に叩きつけられるようにダウン。 油断に疲れと気圧の変化が重なるとぜんまいが止まったオモチャのように眠ってしまう。予定をしていた打ち合わせを寝過ごしてしまった。お相手の方には事実を伝えてお詫びし、快く許していただいたが本当に申し訳なく思う。 事実を素直に伝えられる方とそうでない方を本能的に線引きしている。 夜が明けても雨、気圧に社会と関わることをお断りされている気

優しさの定義がちょっとズレている

優しいの言葉の中にひた隠す恣意を無くして生きられますか? 5月11日晴れ 残業のため昼からの勤務 いつも通り礼拝のように筋トレを済ませ家族を見送る。夜勤のため不在時の用意をして出社。体重が緩やかに下降しているが筋肉量が上がっている。体脂肪率は15%を切り始めた、健康なのは良いことだ。私は何になりたいのだろう。 仕事は余裕のある1日だった。年々と業界的に厳しくなっていくのを感じる。先10年の業界について考えると気落ちせざるを得ないのだけれど、単調な作業であっても明るく仕事

調和を保つ

空っぽの中身に皮を貼り付けてそつなく今を生きていました 5月10日晴れ、休日。 6時過ぎに起床しパートナーと娘に挨拶をする。共働き家庭の我が家で私は大半の料理を任されている。笑顔のまま「何羽分なんだろう」と頭の中で考えながらパック詰めされた鶏肉をフライパンに落とす。水菜・オリーブオイルに適当なスパイス、レモンと火が通った何羽分かのそれを混ぜ箱に詰め彼女達を学校と仕事に送り出す。 三度目の玄関が閉じる音が鳴り止み自然に表情筋が下がるのを自覚する。階段を上りながら「何羽分な