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私(仕)事の話

し ごと [仕事]⦅名・自サ⦆
①しなければならない、ひとまとまりの活動。
「後かたづけの━・台所(の)━〔=炊事すいじ〕・単調な━」
[区別]→作業。
②お金を得るためにする活動。
「賃━・━場・父の━〔=職業〕は医者です・お━、おつかれさま」
③その人の力が よくあらわれた成果。
「いい━を残した」
④調理。細工。
「たんねんな━がしてある一品」
⑤〘理〙物体に対する力の大きさと、物体が動いた距離きょりとの積。単位はジュール〔記号J〕。仕事量。
[由来]「する」の連用形「し」に「こと」がついたもの。「すること」の意味。☞仕。
[表記]「△為事」とも書いた

三省堂『三省堂国語辞典第八版』より引用

私の事ではないと言えるほど若くはないしもう弱くない

もう愛や夢を茶化して笑うほど弱くはないし子供でもない

左右社 枡野浩一先生『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集』より引用
完全に引っ張られていますね。大好きな歌集です。

5月14日曇り 午後からの仕事

未明に体調が回復したので仕事の用意をし、SNSにリアクションを下さった方々のアカウントやタイムラインを眺める。色々な方が様々な手法で言葉について考えている。同じ波長で物事を考え、同じ言葉の使い方をする誰かがもしこの世の中に存在するのなら会ってみたい。
そんなことを考えながら朝まで眠る。

娘達の「母の日おめでとう」妻の「おめでとうじゃないんだわ」というやり取りを聞いて起床。家庭事情に色々あった男女が結婚しその二人に娘が出来て。母の日も父の日も普通の祝い方・労い方がいまいち分からない。
けれど世間の「普通」なんて本当はどこにも存在していないよ、大丈夫。

今日急に死なないために出勤前に身体を動かす。「今日死なないためになんて大袈裟な」と多くの人が嫌悪感を示すか嘲笑するだろう。一握りの心優しい人は私の精神状態を心配をしてくれるかもしれない(変わっているけれど元気です)。通勤中に暴走した車に撥ねられて死にかけた経験がどうしても私を臆病にする。
それに大切な人は現実・インターネット関係なく急に居なくなってしまうよ。

今日は紆余曲折を経て明らかに職位に相応しくない仕事を割り振られた。人間関係が難解になった後呼び出される「何でも屋さん」にはサラリーに見合わない仕事が急に降ってくる。「自分の仕事ではありません」と言えるほど経験が浅いわけでも無く人間関係を除けば瑣末なことなのでやる気を出した体で引き受ける。もう駄々を捏ねる程若く無い、泣き言を言うほど弱くも無い。相対的にワリに合わない方の仕事を請け負えば相手は辛い思いをせずに済む。それで良いじゃ無いか。

But it's all relative, my friend, 'cause
No one lives forever!

No One Lives Forever (Oingo Boingo)

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