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愛/情/熱の話

あい じょう [愛情]⦅名⦆
愛する気持ち。
「親としての━・夫婦ふうふの━・━をいだく」
じょう ねつ [情熱]⦅名⦆
燃えあがるような、はげしい感情。
「━家・仕事に━を燃やす」

共に三省堂『三省堂国語辞典第八版』より引用

口内を刺すことのない三十二身分 この水菜は愛だわ

5月16日晴れ 変わらず寝不足

 昨夜は打ち合わせを済ませてスペースの録音を聴きネプリを拝読。「人と自分を比べない」のが長所だと自負しているが、こうも手を伸ばせば応えてくれる方々のレベルが高いと内省を拗らせて自分の存在意義まで問いたくなる。結局今朝の1〜2時間椅子で眠り起床、筋トレ。

 昼に弁当に入れた水菜のサイズを16分の1から32分の1に変えたお礼を言われる。

なんだか嬉しいけれど忘れるので記念に

 お礼だなんて。むしろこんな事にすら気付かなくて申し訳なくなる。独りよがりに決めた野菜の尺で他者を傷つけていた。仏教では人間の身体を三十二分割し三十二身分と呼ぶそうだ。

 夕刻にとある所から名指しで書面を頂く、そんな大それた人間ではないけれど。しかし事前連絡無く「どうしても」「読んでいただきたい」は流石に言葉が強すぎないかと感じてしまう。そこまで言われると予定を変更してでもこの話を優先させなければと思ってしまう。きっと寝不足だからだろう。一方通行の愛情や情熱は疲れる。

 きっと自分も誰かに一方通行の熱を与えて同じ思いを抱かせた経験があるのだろうと思い、さらに内面を深掘りして落ち込む。自責や内省は自由だけれど、こんな形で誰かの目に私の内省を垣間見せて何になるのだろう。

 某記事の自己開示欲云々という言葉が頭によぎる。

愛しても愛しきれない夜に疲れすぎたけど
今日もまた答えのない疑問を抱いて
まぶしい朝日をまってる

UA『情熱』より引用

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