第２回　スポーツドリンクと脳の神経伝達物質の話

　8月末というのに暑い毎日が続いています。もう喉カラカラですよね！
　熱中症予防には水分補給が大事ということで、毎日スポーツドリンクを飲む方も多いと思います。
　
　中でもダイエット効果があるとして、宣伝されている『カロリーゼロ』『糖質ゼロ』の表示は魅力的で、太らないから安心して飲めると選んでいる方も多いかもしれません。

　でもこのカロリーゼロのダイエット飲料水で、砂糖のかわりに使われている人工甘味料はちょっと曲者です。
　
　というのもダイエット飲料を通じて人工甘味料を摂取する人はそれらの飲料を飲まない人よりもうつ病になりやすいという説もあるのです。
　
　カロリーゼロの人工甘味料には色々なものがありますが、中でも議論が多いのがアスパルテーム。アスパルテームは砂糖とよく似た甘味を持っており、砂糖と同じく1g あたり4kcalですが、砂糖と同じ甘さを出すのに1/200の量で済むので飲料だけでなく色々な食品に使われています。　　　　　　
　
　でもアスパルテームは脳内の神経伝達物質のドーパミン（報酬を得た時に感じる快楽ホルモン）ノルアドレナリン（意欲の出るホルモン）、セロトニン（うつや不安を和らげるホルモン）の合成や放出を抑えてしまう可能性があるようです。その結果、頭痛とかイライラした気分、不眠などにも影響が出るみたい。
　最近ストレスの多い生活をしていて気分がなんかうつっぽいと感じている人、すでにメンタルの疾患で服薬している人などは、カロリーゼロに注意してみてはどうでしょう？
栄養のことって変えたからって全員にすぐ結果が出るわけじゃないけど、日々の積み重ねって大事ですよね。
麦茶も美味しいし、夏の間だけ食事の塩分をちょっと増やすのも良いかも。ドリンクなら買わなくても水筒に以下を混ぜれば簡単に作れます
ーーー⭐️⭐️自家製スポーツドリンク⭐️⭐️ーーー
水５００CC
はちみつ大さじ２（少しのお湯で溶かす）
レモン汁（ポッカレモンとかリンゴ酢でも良い）大さじ１
自然塩　小さじ4分の１
ーーー⭐️⭐️ーーー⭐️⭐️ーーー⭐️⭐️ーーー⭐️⭐️--
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※参考資料　『食べてうつぬけ』奥平智之著　主婦の友社刊
https://note.com/tokio_tsukizaki/n/nca9959c1da1d